ゲームの説明&法理創斗の自己意見
ざっと駆け足で、大雑把に説明をして細かい説明は次回に・・・
TRPGとは、テーブルで言葉によるコミュニケーションにより物語を進めていくゲームのこと。
TVゲームにたとえるなら、ゲームソフトにあたるものが物語やルールを管理するGM(ゲームマスター)と、ゲーム機をのコントローラーを握るプレイヤーが複数いると貰っても良いだろう。
しかし、TVゲームと根本的な違いは自由度が高いことです。
TVゲームなどでは、フラグ(条件を満たしているかどうかの基準)がたっていないと先に進めなかったり、調べたい場所があっても調べることが出来なかったり、拾いたいのに拾えなかったり・・・
その点、TRPGは行動基準は自分であり仮想現実的に行動できるので、調べたり壊したり話したり自分のやりたい行動が、ルールを無視するものでない限り可能なのである。
主なTRPGのジャンル
ファンタジー・サイバーパンク・スペースオペラ・ホラー・汎用システムに分けられる。
細分化すれば、もっと分けられるのだが大まかにこの5つのいずれかに当てはめる事が出来る。
大まかに、5つの項目を説明すると・・・
ファンタージ:
主に、中世西洋を題材にした剣と魔法の世界を差す。
和製システムでは、ソードワールド・ロードス島戦記などが当てはまる。
世界的に有名なのは、D&DやAD&Dでしょう。
サイバーパンク:
つい最近公開された、「マトリクス」のような世界だと思ってもらいたい。
ターミネーターのようなアンドロイドやサイボーグ、もちろんマトリクスの舞台である電脳空間を自在に操るネットダイバーなどメタリックなキャラクターが多いのが特徴。
和製ゲームとしては、メタルヘッド・サイコマスターズなどです。
外国産ゲームでは、マトリクスの元になったシャドウラン・サイバー2020などです
スペースオペラ:
かなり豪勢な感じで言えば、スタートレックや宇宙戦艦ヤマト・スターウルフにキャプテンヒューチャー・クラッシャージョウでしょうか・・・
つまり、宇宙に乗りだして星々を航海する・冒険するそんな感じです。
このカテゴリーは、採算度返しの(考えない)スペースヒーロータイプと事細かく経費や収益を計算して物語を進めていくスペーストラベルタイプがあります。
和製ゲームは、異常なほどにスペースヒーローものが多いです。
スペオペヒーローズ・スペオペヒーローズ2・スターロード・クレギオン
外国産 トラベラー・メガトラベラーなど
ホラー:
モンスターなどが出没したり、猟奇・怪奇な物語を題材にしたゲームです。
リングやゴーストバスターズみたいな感じです。
和 製 退魔戦記・真 女神転生
外国産 クトゥルーの呼び声
汎用システム:
特にコレと言ったジャンル分けではなく、遊ぶ人間がチョイスして設定した世界に合わせて使うシステム
和製では、存在はしない、あえて言うならAsyura曲げてマギウスと言ったところか・・・
外国産ゲームとしては、ガープスでしょう。
さてさて、大雑把に分類して説明したところで、初心者向けのシステムとは!!
「読みやすい・簡単・面白いシステム」
じゃあどのゲームがそうなの?
と、言われるでしょう・・・
実際の所、「手に入りやすいものでは、コレです。」と、言えないのが現状です。
ただ言えるのは、膨大な資料と細かい計算の居るゲームは初心者には、不向きといえるでしょう。
かといって不向きなだけで、手を出すべきでは無い、というわけではありません。
初心者の集まりとして、いきなり手探りで始めるにはちょっと、難しい印象を与えてしまうかな?
と言った感じです。
手っ取り早く、TRPGがどんなものか知るには、コンベーションに参加してみるのも良いでしょう。
コンベーション(ゲーム大会と、思ってください)は、なにも中堅やベテランのゲーマーのみが集う場所と言う分けじゃないです。
全くの初心者でも大歓迎なのです。
コンベーションのサークルと規模にもよりますけど、色々なシステムに出会うことが出来ます。
それと、コンベーション用にある程度ルールを簡略化するGM(ゲームマスター)もいるので、雰囲気を楽しむには十分であると思います。
ただ、GMにより厳密に行う人も間々いますが・・・
話は戻って、初心者向けのスタンダードは・・・
やはり、ファンタジーではないかと思います。
TRPGと言えばD&Dと、言われた時代はいまや懐かしいと言われますが、今だ根強い人気を誇りキャラクターとプレイヤーの成長により段階を追って、システムを追加していけるゲームは、そう他に見ません。
出てくる職業もシンプルで戦士・盗賊・僧侶・魔術師と言った基本的な職業で構成されています。
シンプルであるが故に、理解がしやすくパーティー(仲間・グループ)を組んだときに役割分担の大切さ必要性を学ぶことが出来ます。
ちなみに、D&Dでは駆け出しの傭兵(戦士)から領主にまで出世して、キャラの成長レベルに応じて領土・居城・使用人の人数まで設定されていくのです。
ここで、誤解を招かれないように述べますが。
初心者に勧めるシステムがD&Dなのではなく、D&Dのように段階を置いて必要なものを追加していくことが出来て、特にその追加ルールが無くても楽しむことが出来るシステムが初心者には適しているのではないか、ということが言いたいのです・・・。
ちなみに、僕の資料不足かそれとも無知なのか、和製(日本産)のゲームで段階を追って楽しむことが出来るゲームは無いといえます。
和製ゲームでもっともサポートされていると思われるシステムにソードワールドというゲームがありますが、このシステムはあまりにも何でも屋になりすぎたりするんで、お薦めしたくないです。
たしかに、なりやすいだけで技能を集中化すればなんら問題はないですけどね。
それと、最近はTRPGのシステム自体が手に入りにくくなっているので、あれこれとゲームシステムを選り好みできないのも現状ではあります。
それに、一個単価が高いので学生にはきついかもしれません・・・とはいっても、ゲーム機のソフトを買ったり、たぶんこのページを読んでいるということは、PCを持っているということなので、金額的にはそんなに大したことがないと思われる人もいるかもしれませんが・・・
しかし、ページにして百数十ページもないルールブックに5000円も出すのは迷うと思います。
前もって、ルールブックを読んでおくことは大事なことですが、とりあえず前にも書きましたけどコンベーションに参加してみるか、近くのゲームサークルに参加してみてはどうでしょうか?