<ギルガメッシュの戦い>
牢屋の番人ギルガッシュ:第壱の敗退
全身赤ずくめの男がエクスデス城の前で立ちどまった。
「何だ、貴様は!!」
「やめろ!!俺はただの通りすがり……じゃなくて!!俺は、エクスデス様の新しい親衛隊長に、任命された『ギルガメッシュ』だ!!」
「聞かない名だな。」
「なんだと!?そこまで言うなら自分の身で確かめてみるんだな!!」
勝負は一瞬でついた。敵は意識はあるが、もがいている。
「……ったく、人を外見で判断するんじゃねぇよ!」
「それにしても……悪趣味な城だな。」
(……あんたも…外見で判断……しているじゃないか……)
敵はその想いを心に秘めながら、気を失った。
中に入るなりギルガメッシュはさっそくエクスデスに呼び出された。
「ギルガメッシュよ。早速だが、来てもらおう。」
そう言われ、ギルガメッシュは無言で地下3階にある地下牢に向かった。
そこには旅人の姿をした青年と、男の姿をした女、そしてお嬢様っぽい女の3人が、閉じ込められていた。そして旅人の姿をした青年が、
「エクスデス!!ここから出せ!」
そういって青年は、エクスデスに戦いを挑もうとした。が、
青年はエクスデスに容易くやられてしまった。
そこに、一般兵が報告にやってきた。
「エクスデス様、ビッグブリッジにガラフたちがきています。」
「そうか丁度良い……大鏡を出せ。」
そう言うと、一般兵はかなり重そうな鏡を持ってきた。そして、エクスデスは呪文を唱えた。すると、鏡に外の風景が映りだされた。
「ガラフよ。ただちにそこから立ちされ。さもなくばこのものたちが死ぬことになるぞ。」
「なんて卑劣な。」
3人が声をあわせていった。
「ギルガメッシュ。このものたちを見張っておれ。」
「わかりました。」
そういって、エクスデスは去って行った。
数分後、ギルガメッシュは青年達が何者なのかたずねてみた。
「お前誰なんだ?」
「……バッツだ。あんたの名前は?」
「俺か?俺は……」と言いかけた、その時!
「なにやつ!」
『ガラフ!!!』
3人の声がそろった。
「侵入者か……」
ガラフと呼ばれたじいさんは、かなり急いできたようで息が乱れていた。
(どれほどの奴か試してやるか。)
「おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」
ギルガメッシュはこて調べとして、ガラフの攻撃を受けてみた。
どかぁどかぁどかぁどかぁ!!
(このじいさんかなりできる!)
実をいうとなんの、準備もしていなかったので非常に危険な状態だったのだ。
(ここは、いったん退いたほうがよさそうだな……)
「今日のところはこのぐらいにしてやるぜ!」
(ビッグブリッジで会おう。)
こうして、ギルガメッシュは1度目の敗退をきたしたのだった……
続く
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作者=ギルガメッシュの嘆き。
んとね。台詞間違ってたらすいませんっ!!(逃走)
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白翼破斬さんのお友達のギルガメッシュさんの作品です。FF5のギルガメッシュを主人公にしたシリアス小説です。小説、初の挑戦の作品だそうですが・・・・ううむ、全然そうとは思えないぐらい素晴らしい作品です。連載物になるそうですのでこの続きに期待期待っ!!
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