艦載機受け入れ反対に○をする会

 アピール※

市民のみなさんへ

 私たち「艦載機受け入れ反対に○をする会」は米軍厚木基地の空母艦載機部隊の岩国移転をめぐって行われる「住民投票」を支持し、「受け入れ反対に○をする」運動を行うことを宣言し市民のみなさんへ呼びかけます。 

1、米空母艦載機の岩国移転は、「今以上の基地の機能強化は認められない」という岩国市の基本姿勢からも市議会の「機能強化反対」決議、「厚木基地の岩国移転反対」決議、二つの議会決議からも6万市民の反対署名から見ても絶対容認できません。経済振興とか、受け入れ機数を減らすとかという次元のものではありません。岩国の将来、市民の安全・安心に関わる重大問題です。

2、政府は米軍再編については、地元自治体と相談して進めるという約束を踏みにじって、何の情報提供もしないで、2+2の合意文書に平気で書きこみ「修正も撤回も考えていない」と明言してはばからないことに改めて強い怒りを覚えます。

3、米空母艦載機が移転してくれば、沖縄の嘉手納基地に配備されている航空機100機をはるかに上回る、125〜133機の常駐機もつアジア最多の航空機基地となる。しかも主力はスーパーホーネットを含むFA−18ホーネット戦闘攻撃機でこれは総計85機にもなる。

4、海兵隊のFA−18部隊と海軍の航空軍の統合運用により、現在岩国に配備されているFA−18ホーネット部隊が空母キティホークに搭載され、通常タッチアンドゴー、NLP訓練を行わない、岩国基地の海兵隊所属のFA−18が日常的にタッチアンドゴー訓練を行うことになれば、想像を絶する騒音に市内をまきちらすことになる。

5、騒音だけでなく米兵が1800人も増えれば、米兵犯罪が多発することは目に見えています。神奈川では女性が殴り殺されたり、東京でもひき逃げ事件が起きるなど事件・事故が相次いでいます。岩国でもかって多数のレイプ事件、殺人事件がおきています。いまでも、まちで暗いところで米兵に出会うと怖いという女性の声が多く寄せられています。

6、米空母艦載機が移駐して来れば岩国基地の性格が大きく変わってしまいます。イラク戦争のように世界のどこへでも出かけていって先制攻撃を仕掛ける、戦争の基地になってしまいます。こんなことは絶対に認めるわけにはいきません。 

7、 私たちは岩国市民は全国の注目を集めています。今全国の米軍再編に関わる多くに自治体が住民のみなさんと声をそろえて反対の声を上げています。こうした全国の仲間と手を携えて「再編反対」の声を上げましよう。市民のみなさんが3月12日の「住民投票」にはご近所、友人を誘い合って、投票に行き「受け入れ反対に○をしてくださるよう心からお訴えします。

2006年2月17日

艦載機受け入れ反対に○をする会
岩国市今津町1丁目13−28
代表 吉岡光則
рO827−29−3088
fx.0827−29−3089