(声明☆)米空母艦載機受入れの賛否を問う岩国住民投票の結果について

市民の良識を示した歴史的勝利

 

2006年3月12日   艦載機受入れ反対に○をする会

                   会長 吉岡 光則

 

 

一、3月12日、米空母艦載機受入れの賛否を問う岩国市住民投票がおこなわれ、有資格者の58.68%が投票して成功しました。そして43433名という全有権者の絶対過半数が艦載機受入れに反対する意思を示したことに、とりわけ大きな意味があります。60年余も米軍基地とともにくらすことを余儀なくされてきた岩国市民がはじめて、政府の基地強化計画に反対の声をあげた歴史的出来事です。政府をはじめとする住民投票へのさまざまな妨害や圧力、ボイコット運動を乗り越え、まさに市民が良識を示した歴史的勝利です。

 

一、岩国市民が、艦載機受入れ反対の意思を明確に示した以上、日米両政府は当然、艦載機移転計画を撤回すべきです。私たちは、市長、市議会、自治会をはじめ住民団体とこころをひとつにして、艦載機移転計画の撤回まで取り組みを強める決意です。

 

一、全国注視のなかでおこなわれた住民投票の結果は、米軍基地の強化・恒久化計画の内容も、その計画を頭越しに押しつけるやり方も、拒否したのであり、日米両政府の米軍再編・日米合意に大きな痛撃を与えるものです。

 

一、私たちの「会」に参加して活動された方がたをはじめ、この住民投票を成功させる運動にさまざまの形で参加された広範な方がたにこころからの敬意を表します。また全国の多くの方がたから、こころのこもった激励・支援をいただいたことにあらためて感謝するとともに、全国各地で基地強化・恒久化計画の押しつけに反対してたたかっている方がたと手をつないで、艦載機移転計画の撤回まで、いっそう奮闘することを表明します。