FILE1:カキ

 

カキ(カキノキ科)

 

来生 「さて『野外観察』第1回目は、手近なところで我が研究室の近くにある、管理人の実家の柿の木を見てみようか」
村下 「ち、ちょっと勝手に入ったら怒られますよ、博士!」
来生 「大丈夫、大丈夫。う〜む一応甘柿のようだが、ずいぶんと寂びれた木だな」
村下 「たぶん、もう収穫し終った残りなんですよ。もうすぐ12月だし...」
来生 「ほう、さすがは村下君。なかなかいい観察力だな」
村下 「いやー、それほどでも...」
来生 「それでは、村下君に問題だ。柿の花に雄花と雌花があるのは、知っていると思うが...」
村下 「へっ?...あ、いや当然知ってますよ(し、知らなかった...)」
来生 「その雄花の雄しべは、何本あるか知っているかね?」
村下 「ええっ?え〜っと、え〜っと...」
来生 「チッ、チッ、チッ、チッ、チッ......ブブーッ!残念、時間切れだ」
村下 「う゛〜っ、そんなの分かりませんよ博士」
来生 「ふふふ、やはりまだまだ甘いな村下君。ちなみに答えは右下に書いてあるぞ」
村下 「右下?何の事ですか?」
来生 「いや、それはこれを読んでいる人たちに言ったのだよ。それよりも、せっかくだから2、3個頂いて行くか」
ブチッ、ブチッ!!(注:柿をもぎ取った音)
村下 「ああっ!ダメですよ博士!!それは犯罪...」
来生 「よし逃げるぞ、村下君!ダッシュだ!!」(走り去る来生)
村下 「トホホ、もうこの辺歩けない...」(同じく、走り去る村下)
(おわり)

 

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答:16本