FILE10:サクラ

 

サクラ(バラ科)

 

村下(野外観察もついに10回目。今回は特別編、全員集合お花見の巻です)
来生 「...と言う訳で久しぶりにH之内公園にやって来たが...全員揃ったかな?」
稲垣 「まかせといてよ、今日のお花見弁当もバッチリ作ってきたわよ!」
鏑木 「どーも、俺も来ました」
都築 「お久し振りです、来生先生!!」
小田切 「こんにちわ〜!今日はごちそうになります!!」
村下 「みんな、揃ったみたいです、博士」
来生 「よし、それでは野外観察特別編を始めるとしようか。それではこの公園のサクラについてだが...」
小田切 「うわ〜、美味しそうなお弁当ですね。これ全部稲垣センパイが作ったんですか?」
稲垣 「ふふん、当たり前じゃない。私はこう見えても料理は得意なのよ!!」
都築 「へえ〜、本当にスゴイわね。それじゃ、とりあえずこの巻き寿しを...あ、美味しい!!」
鏑木 「どれどれ...この唐揚げも中々イケるぜ、稲垣さん」
小田切 「あ、ズルイよ皆。...うん、このダシ巻きタマゴも美味いですよ」
稲垣 「ま〜ね〜。この私にかかれば、ざっとこんな物よ」
来生 「こらこら、君達。今日はこの公園のサクラの花を観察に来たんだぞ。いきなり弁当を広げてどうするんだ」
村下 「...博士、こんなに人数が多いんじゃ、それどころじゃないと思いますけど...」
稲垣 「そうそう、ヘッポコ博士と由季も早く食べなさいよ」
鏑木 「俺もそう思いますよ、先生」
来生 「うむ...だがしかし、せめて『植物クイズ』だけはやるぞ。サクラの代表的品種と言えば『ソメイヨシノ』だが、その名は何故ついたか分かるかね?...よし、今回から新たに仲間になった都築君と小田切君に答えてもらおうか」
都築 「え、何?そんなのがあるの?う〜ん...皆目見当もつかないわ」
小田切 「あ、僕分かりました。多分『ソメイヨシノ』さんって人が作ったサクラなんですよ」
来生 「おおっ小田切君、ちょっと惜しいぞ。村下君よりもスジが良いな」
村下 「んも〜、ほっといて下さい!!」
来生 「正解は例によって右下にあるぞ。では、私もそろそろ弁当を頂こうか...って、もうほとんど残って無いじゃないか!?」
稲垣 「アハハ、そーやってゴタゴタつまらない事やってるから食べ物にありつけないのよ、ヘッポコ博士〜。...ヒック!!」
来生 「ああっ!!よく見れば何で君は缶ビールなんか飲んでいるんだ、稲垣君!?」
鏑木 「なんか、隣で飲んでるおじさん達からもらってたみたいですけど...」
来生 「鏑木君...見てたのなら止めてくれ」
村下 「博士、大変です。あっちから巡回の警官が...」
来生 「む、いかん!!皆、撤収するぞ!!」
小田切 「まかせて下さい。走るのは得意ですから」
都築 「あたしだって、負けないわよ!!」
鏑木 「ほら、いくぜ稲垣さん!!」
稲垣 「...んあ?私は酔ってなんかいないわよぅ〜...ヒック!!」
来生 「やれやれ、散々だったな今回は...」
村下 「まあ、こうなりそうな気はしてましたけどね...トホホ」
(おわり)

 

野外観察TOPへ

 

ホームへ

 

答:江戸の『染井』にいた
植木職人が作り出した
品種だから