野外観察１６

来生	「さて、今回は前回と同じくＫノ台の新池付近に来ているぞ」
村下	「う゛～、暑いですね、博士。早く終わらせて一休みしましょうよ（汗）」
来生	「こらこら、村下君。いい若者がだらしないな。そんな事では真の研究者への道は遠いぞ」
村下	「ううっ、すみません。ところで今回の研究対象は一体何なんですか？」
来生	「うむ、今回はあの木だ」
村下	「あっ、あの木に生っているのは．．．『ビワ』の実ですね？」
来生	「その通りだ、村下君。今回は『ビワ』について研究しよう」
村下	「『ビワ』の実といえば、あたしも大好きなんですけど、皮を剥ぎにくいのが難点ですよね～」
来生	「甘いな村下君。『ビワ』の実の皮は上の枝の方からではなく、下の窪みの方から剥く方が上手くいくのだよ」
村下	「へえ～、そうなんですか。今度試してみます」
来生	「それでは、今回の『植物クイズ』に行ってみよう。『ビワ』の実はこのように夏に熟すのが普通だが、その花はいつ頃咲くか知っているかね？」
村下	「う～ん、今実が生っているんだから４月～５月ぐらいですか？」
来生	「残念ながら、ハズレだ。今回はちゃんと易しい問題にしたのだがな．．．答えは右下だ」
村下	「トホホ．．．もっと勉強します。」
来生	「さて、それでは村下君がバテ気味なので、そろそろ休憩しようか」
村下	「やった！それじゃ、この近くのお好み焼き屋へ行きましょう」
来生	「やれやれ、この暑いのにお好み焼きかね。まあ、いいだろう」
（おわり）

答：何とビワの花は前年の
１１～１２月頃に咲き
翌年の夏に実を結ぶ