FILE19:マテバシイ

 

マテバシイ
(ブナ科)

 

(前回までのあらすじ)
来生「私と村下君は福岡市の『海の中道海浜公園』にやってきたが、目的のバラ園はまだ開花しておらず2種類しか観察できなかった。仕方なく次の『アベリア』を観察していると帰りのフェリーの時間を過ぎてしまっていた。果たして私と村下君の運命は!?」
村下 「ううっ...帰りのフェリーに乗り遅れるなんて(汗)」
来生 「まあまあ、村下君。おかげでもう1種類観察する時間が出来たではないか。結果オーライというところだな」
村下 「まさか博士、これを狙ってわざとフェリーの時間に間に合わないように仕組んだんじゃ...」
来生 「ふふふ、いくら私でもそんな事はしないよ」
村下 (怪しい...)
来生 「さあ、出口まで歩きつつ観察対象を探すとしようか」
村下 「え〜っ、また歩きですか?(汗)...トホホ」
出口まで徒歩で移動中...
村下 「あっ、博士。あの木、ずいぶん細いドングリが生ってますよ」
来生 「ふむ、なかなか良い所に目を付けたな村下君。あれは『マテバシイ』というブナ科の植物だ」
村下 「へえ〜、そうなんですか」
来生 「九州南部に自生している木なので、他の地方ではあまり見かけられないかも知れないな」
村下 「福岡まで来たかいがありましたね」
来生 「とか言いつつ、E県でも街路樹としてよく見かけるがな」
村下 「...って、何なんですかそれは(汗)」
来生 「それでは、ここで恒例の植物クイズだ。『マテバシイ』はその名のとおり、『ツブラジイ』や『イタジイ』などの『シイ』の木の仲間だが、この『シイ』の木は別の植物栽培の原木にもなる。その植物とは何か分かるかね?」
村下 「え〜っ?今回も難しいですね。う〜ん...分かりません(汗)」
来生 「答は例によって右下にあるぞ」
村下 「あ〜、やっと終わった。早く帰りましょう博士」
来生 「おいおい村下君。そんなに急いでもフェリーはすぐには来ないぞ」
村下 「うっ...そうでした。あ〜あ、早く博多ラーメン食べたいなぁ〜」
来生 「何を言っているんだね。ただでさえ遅れているんだから、急いで門司港まで行かないとM市行きの船に乗り遅れてしまうぞ」
村下 「ええ〜っ!?そんなぁ...(汗)」
来生 「列車に乗る前に駅弁を買ってあげるからそれで我慢したまえ」
村下 「トホホ...」
(おわり)

 

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答:ズバリ『シイタケ』だ。
オヤジギャグじゃなく
本当だぞ。