FILE26:センダン

 

センダン
(センダン科)

 

村下 「今回の『野外観察』は久々に I 手川公園にやってきました」
来生 「う〜む、今日は暑いな。まるでもう夏が来たような錯覚に陥りそうだ...」
村下 「そうですよね〜まだ梅雨も来てないのに...」
来生 「さて、今回はこの辺りから観察素材を選ぼうか」
村下 「...とは言っても、桜はとっくに散ってしまったし、藤の時期も終っちゃたし...」
来生 「そうでもないぞ、村下君。あれを見たまえ」
村下 「あっ...小さな花がいっぱい咲いている木がありますね」
来生 「あれは『センダン』だな。今回はこれにしようか」
村下 「『センダン』...聞いた事あるような無いような...この木にはどんな特徴があるんですか?」
来生 「『センダン』(栴檀)とは、その名のとおりセンダン科の落葉高木だ。主に暖地海辺に自生しているが庭や公園などにもよく植えられているな」
村下 「へえ〜そうなんですか...」
来生 「樹皮は駆虫剤、材は家具・運動用具・下駄等に使われているな。古くは獄門のさらし首の台にも使われていたそうだぞ」
村下 「ええーっ!?さ、さらし首の台?(汗)そう言われると何だか恐くなってきますね」
来生 「では、今回の植物クイズに行ってみようか。センダンに関する諺で『栴檀は双葉より芳(かんば)し』というものがあるが、どういう意味か分かるかね?」
村下 「うっ...またそんな難しい問題を...全然分かりません(汗)」
来生 「ちなみにこの諺で言っている栴檀はこれとは別物で『ビャクダン』(白檀)という木の事だ。ビャクダンは主に香料植物として栽培されているな。これがヒントだ」
村下 「それでも全然分かりませんよ(汗)」
来生 「答えは例によって右下にあるぞ。さて、久々に遠出したので疲れたな。どこかでお茶でも飲んで帰るか」
村下 「そうですね、帰りましょう(汗)」
(おわり)

 

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答:『栴檀は発芽の頃から早くも香気があるように
大成する人は子供の頃から並はずれて
優れている』という意味