野外観察３１

来生	「前回に引き続き、今回も『Ｅ県花き総合指導センター』からお送りするぞ」
村下	「うわ～、色々ありますねぇ」
来生	「この『花き総合指導センター』では『花づくり、花の活用等の指導、展示』、『優良種苗生産技術の普及・展示』、『新花き類、新技術等の実証展示』等を行っているので、展示されている植物の種類も豊富だな」
村下	「んも～。博士、それはパンフレットの棒読みじゃないですか。あっ！！あの温室に入って見ましょうよ」
来生	「ん、何だね？何か珍しい物でも見つけたのかね？」
村下	「これです、これ。ああっ、何て立派な『金鯱』．．．ウットリ」
来生	「何かと思えばまた『サボテン』かね。村下君も好きだねぇ．．．。では今回は『サボテン』にしようか。」
村下	「待ってました！！」
来生	「さて『サボテン』だが．．．」
村下	「『サボテン』はサボテン科の常緑多年草で、南北アメリカ大陸の乾燥地帯、海岸から高山にまで分布し種類が多い。普通の樹木に似たコノハサボテン、柱状のハシラサボテン、扁円板状のウチワサボテン、この『金鯱』みたいな球状や『金紐』みたいな紐状の物など外形は変化に富む．．．とまあ、こんな感じでしょうか？」
来生	「う、うむ（汗）まるで広辞苑の丸暗記のようだが、その通りだ」
村下	「あと、表面のトゲや毛は葉が変形した物だというのも忘れちゃいけませんよね」
来生	「こんなに生き生きとした村下君は初めてだな。では、今回は村下君が『植物クイズ』を出題してみるかね？」
村下	「任せて下さい。では簡単に『サボテン』は漢字ではどう書くかご存知ですか？」
来生	「それは勿論知っているが．．．このまま答えると閲覧者の方々への問題にならないからパスしておこう」
村下	「．．．逃げましたね博士。そう言えば思い出しました。博士、あたしの大事な鉢植えのサボテンに電極刺して穴を開けたでしょ！！」（漫画『行くぜ相棒！』参照）
来生	「むっ！？あ、あれは君と小田切君を探す為にやむを得ず．．．」
村下	「んも～、弁償して下さい。この『金鯱』でいいですから．．．」
来生	「無茶を言うなよ．．．」
（おわり）