FILE34:アオキ |
アオキ (ミズキ科) |
来生 | 「さて今回の『野外観察』も前回に引き続き、S信町の『E県緑化センター』にやって来ているぞ」 |
村下 | 「う〜ん...こうやって歩き回っているものの、いい観察素材が見当たりませんねぇ...」 |
来生 | 「まあ、そう言うな村下君。おっ、あの木はどうだね?」 |
村下 | 「あの木...赤い実が生っているという事は、あれがのど飴で有名な『ナンテン』ですね!!」 |
来生 | 「村下君...君は第3回の『クロガネモチ』の時も同じような事を言ってなかったかね?」 |
村下 | 「ええっ!?違うんですか博士?」 |
来生 | 「これはミズキ科の『アオキ』という木だ。メギ科の『ナンテン』ともモチノキ科の『クロガネモチ』とも違う種類だぞ」 |
村下 | 「そうでしたか...勉強不足ですみません(汗)」 |
来生 | 「まあそれはいいとして...『アオキ』は高さ2〜3mの常緑低木で、葉は前回の『ヒイラギ』ほどではないが鋸状になっているな」 |
村下 | 「本当ですね、ギザギザになってます」 |
来生 | 「もう一つ、『ヒイラギ』と同じ点は雌雄異株という所だな」 |
村下 | 「つまり『イチョウ』と同じく実が生る木と生らない木があるんですね」 |
来生 | 「その通りだ村下君。あと葉は火傷の薬としても使われるそうだ」 |
村下 | 「へえ〜、そうなんですか」 |
来生 | 「さて、今回の植物クイズに行ってみようか。『アオキ』は庭木としても多くの種類が存在するが、このように赤熟するものだけでなく、黄熟するものや白色のものも存在する。それらは何と呼ばれているか知っているかね?」 |
村下 | 「ううっ...(汗)え〜と...分かりません」 |
来生 | 「やれやれ、今回は簡単だったのにな。答えは例によって右下にあるぞ」 |
村下 | 「トホホ...今回もダメでした(涙)」 |
来生 | 「まあ、そう落ち込むな村下君。次にはもっと勉強しておくようにな」 |
村下 | 「...分かりました(汗)」 |
(おわり) |
答:来生「黄熟するものは『キミノアオキ』
白色のものは『シロミアオキ』だ」
村下「そのまんまじゃないですか(汗)」