FILE37:エノコログサ

 

エノコログサ
(イネ科)

 

来生 「今回の『野外観察』は隣町の馬木町にある空き地に来ているぞ」
村下 「今回も近場なんですね(汗)で、こんな所に何かあるんですか?」
来生 「うむ、今回の観察素材はこれだ」
村下 「ああっ、これは!?知ってます、知ってます」
来生 「ほう、さすがだな村下君。ようやく研究者らしくなってきたな」
村下 「『ネコジャラシ』ですよね?」
来生 「...前言撤回だ。君も研究者なら植物の正式名称ぐらい憶えておきたまえ」
村下 「す、すみません(汗)だけど、『ネコジャラシ』でないなら、なんて言うんですか?」
来生 「これは『エノコログサ』と言うのだよ。イネ科の植物でこのような試験管ブラシのような穂を付けるのが特徴だな」
村下 「そうそう、この穂を使って猫の相手をすると楽しいですよね」
来生 「まあ、確かにそのように使われることが多いが...『エノコログサ』は穀物の粟の原種なので食用にすることも出来るのだよ」
村下 「ええっ、本当なんですか!?こんな物が食べられるなんて...」
来生 「ちゃんと脱穀して煮れば食べられるそうだぞ。また殻付きのままフライパンで炒ればポップコーン状になるらしい。しかし、食べられるほど収穫するのは大変だろうがな」
村下 「まあ、一つの穂にこれだけしか実が無いんじゃ仕方無いですよね」
来生 「さて、今回の植物クイズに行ってみようか。ズバリ『エノコログサ』のエノコロとは何の事か分かるかね?」
村下 「え、エノコロですかぁ?...う〜ん、分かりません(汗)」
来生 「答は例によって右下だ。その見た目もヒントになっているがな」
村下 「何だか最近、植物クイズが難しいような気がするんですけど...」
来生 「それは、村下君がまだまだ勉強不足だと言うことだな」
村下 「うっ...その通りです(汗)もっと勉強します...」
(おわり)

 

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答:『狗尾(犬の尾)』