FILE39:エノキ

 

エノキ(ニレ科)

 

来生 「今回の『野外観察』はお馴染み重信町の愛媛県緑化センターに来ているぞ」
村下 「ネタに困った時はここに来るにかぎりますね」
来生 「村下君、余計な事は言わないように。さて今回の観察素材を探すとしようか」
村下 「あ!博士、あっちに芝生の広場がありますよ。ここで昼寝したら気持ちいいでしょうねぇ...」
来生 「うむ。だが、犬の散歩をしてる人もいるようだから何が転がっているか分からないぞ。例えば○○とか」
村下 「んも〜、イヤなこと言わないで下さいよ。あ、あそこに大きな木がありますね」
来生 「お、あれは『エノキ』だな。今回の観察はあれにしようか」
村下 「はぁ〜、あれが『エノキ』ですか。きのこの『エノキダケ』とは何か関係があるんですかねえ?」
来生 「村下君にしてはいい質問だな。実は『エノキダケ』は『エノキ』の枯切株によく生えるので、その名で呼ばれるようになったのだよ。もっとも、そう言う自生している物は『ナメコ』とか『ナメタケ』と呼ばれているがな」
村下 「え〜!?『エノキダケ』と『ナメコ』って同じ物だったんですか!?全然知りませんでした(汗)」
来生 「話が逸れたが、『エノキ』はニレ科の落葉高木だ。見た目の通り高さは10〜20mにもなるぞ」
村下 「本当に大きいですよね〜」
来生 「今は花が終わって実が成っているが、果実は甘いらしいぞ」
村下 「え?食べられるんですか?」
来生 「こらこら、だからといって食べてはいかんぞ村下君。他にも若葉を飯と一緒に炊いて食べることも出来るそうだ」
村下 「んも〜、食べたりなんかしませんよう」
来生 「さて、今回の植物クイズに行ってみようか。『エノキ』は江戸時代に、ある役割を担っていたのだが何か分かるかね?」
村下 「え〜、役割ですか?う〜ん...分かりません(汗)」
来生 「答は例によって右下だ。では、今回も色々と見て回ろうか?」
村下 「という訳で次回に続きます」
(おわり)

愛媛県緑化センターHP

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答:街道の一里塚に目印として
植えられていた