野外観察４１

村下	「．．．枯葉散る秋．．．それは悲しい季節」
来生	「こらこら、村下君。何を浸っているのだね」
村下	「せっかくだから気分を出してみようかと（笑）そんな訳で今回は晩秋の堀之内公園にやって来ました」
来生	「晩秋といってもこれが発表されるのは１２月の半ばだがな」
村下	「んも～、そういう裏事情は言わないで下さいよ博士。それにしても、この時期は観察対象も少ないですねぇ．．．」
来生	「何を言っているんだ村下君。今回の観察対象は辺り一面にあるではないか」
村下	「辺り一面って．．．まさか？」
来生	「そう、今回はこの並木道の『イチョウ』だ」
村下	「こ、これはまたメジャーな観察対象ですね。それに以前もやったような気が．．．」
来生	「一年前にトップ絵のモチーフになっていたから、そんな気がするだけだよ」
村下	「そう言えばそうでしたね」
来生	「さて、『イチョウ』といえば種子（の中の核）である『ギンナン』が有名だが、雌雄異株なので実が生るのは雌木だけだな」
村下	「そのくらいはあたしでも知ってますよ。ところで『イチョウ』って、お寺や神社によく植えられていますけど、あれは何でですか？」
来生	「私もあまり詳しくはないのだが．．．もともと『イチョウ』は中国原産で、観音像と一緒に僧侶が日本に持ち帰ったからではないかと言われているな」
村下	「そ、そうなんですか．．．（分かったような分からないような．．．）」
来生	「それでは、今回の植物クイズだ。全国の都道府県には県（都道府）木が定められているが、『イチョウ』を県木にしているのはどこか分かるかな？」
村下	「ええっ！？そんなの分かりませんよ～（汗）」
来生	「答えは例によって右下だ。ところで、今回で今年の『野外観察』は終了だな」
村下	「そ、そうだったんですか？皆さん良いお年を～！！」
来生	「また来年会おう．．．」
（おわり）