FILE9:クスノキ

 

クスノキ
(クスノキ科)

 

村下(今回はなんと、M市を出て、しまなみ海道の大三島に来てます)
来生 「ふう...久々の運転は疲れたな。ん?どうした村下君、顔色が悪いぞ」
村下 「ううっ...車酔いですよ。おまけに博士が道を間違えたりするから...何の為にカーナビが付いてるんですか?」
来生 「まあよくある事だ。無事に到着したから良しとしよう」
村下 「んも〜、調子いいんだから...」
来生 「それよりも見たまえ。あれが今回の研究対象『乎知命(おちのみこと)御手植の楠』だ。この大三島神社の御神木だぞ」
村下 「うわ〜っ!!大きな『クスノキ』ですね。この木は一体どれぐらいの樹齢なんですか?」
来生 「うむ、正確ではないがおよそ2600年くらいだそうだ。『クスノキ』は成長すると30mぐらいにはなるので、これぐらいになっても不思議ではないな」
村下 「へえ〜、そうなんですか」
来生 「さて、今回の植物クイズだ。『クスノキ』はある物の原材料になっているのだが、それが何か分かるかね?」
村下 「お正月の時にやった『モチノキ』と同じような問題ですね。『モチノキ』が『トリモチ』の原材料だったから、『クスノキ』はズバリ『クス』の原材料じゃないですか?」
来生 「残念、不正解だ。村下君もまだまだだな。大体『クス』とは一体何なんだね?」
村下 「うっ...そ、それは...(汗)」
来生 「例によって正解は右下にあるぞ。さて、どこかで昼食にしようか」
村下 「なんか、どこも観光客で一杯ですね」
来生 「おっ!!あの店はまだ入れそうだぞ。どれどれ、お奨めの品は『タコ丼』だそうだ」
村下 「た...タコ丼?まあ、いいです。ここにしますか」
来生 「今日は非常に有意義だったな、村下君」
村下 「トホホ...」
(おわり)

 

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答:クスノキの木材を蒸留すると
防虫剤などに使う樟脳
(しょうのう)が出来る