説教要旨

2001年10月7日(日)
 [説教題] 共に恵みにあずかる者
 [聖書] ピリピ人への手紙第1章
 全ただ、あなたがたはキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そして、わたしが
行ってあなたがたに会うにしても、離れるにしても、あなたが一つの霊によって堅く立ち、
一つ心になって福音の信仰のために力を合わせて戦い・・・

  神の国キリスト教会創立56周年を迎えることができ、感謝します。
  ピリピ1章に語られていることは、1〜11節、27節にあるように「共に労する」ということです。
パウロ先生にっとってピリピ人との交わりは使徒行伝16章に記されているように、生涯忘れる
ことのできない交わりでありました。階級や性別、年齢などが異なっても、共に恵みに与る者と
して、深く心に留めているのです。

 私たちの教会も、主によって呼び出されたお互いが、共にいるのです。選ばれたところの教会に
おいて聖徒の交わりを信じており、共に恵みに与るものであります。27節にあるように、私たちの
交わりはキリストの名の下に共に苦しみに与るものです。18、19節では祈りの中において共に
交わっていると記されています。祈りとは消極的なものではなく、むしろ祈りの中で業が進んでいく
という積極的なものなのです。

  27節からは共に苦しみに与ることが記されています。信仰を持ち迫害に対して逃げ出さないで、
堅く立ってほしい、キリストのために苦しむことも賜っているのだからとあります。私たちは、苦しみの
中にあって、神を中心に捧げ従っていくことが必要です。祈りも献金も奉仕もなしには、神の祝福に
与ることはありません。痛みを伴わずに恵みにあずかり、成長し、祝福に与る事はありません。

 私たちは、共に選ばれて共に恵みに与り、祈りにおいて共に労し、福音のために苦しみに与って
いても、堅く立っていないといけないのです。

 教会は御言葉によって建てられた群であり、さらにそこに聖霊様が注がれ、次の時代に良きものを残し、
祝福を伝える所でありたいものです。

もどる