説教要旨

2001年10月14日(日)
 [説教題] 新しい契約のいけにえ
 [聖書] ヘブル人への手紙第10章全
  この御旨に基づきただ一度イエス・キリストのからだがささげられた
ことによって、わたしたちはきよめられたのである。

  ヘブル人への手紙は、ユダヤ人クリスチャンに宛てられて手紙です。当時彼らには
外なる敵(ローマ帝国からの迫害)と内なる敵(ユダヤ教への逆戻り)にさらされてい
る状態の中で書かれた手紙です。

  人は罪深いので、いけにえについての根本を忘れ、神の許しを得るための手段にして
しまっている、つまり祈りが形骸化しているのです。

 5章からあるように、イエス様は動物のいけにえを望まないで、イエス様自身の御心に
従順であることを望まれました。神の祝福に与りたければ、私たちは神へ従順でないと
いけないのです。私たちを救えるのはイエス様だけです。イエス様の十字架のいけにえと
いう神への従順を示すことによって、私たちが神に近づく道を開いてくださったのです。

 19節からは、私たちの信仰のあるべき姿を具体的に記しています。
1、大胆に(確信を持って)神に近づきましょう。) キリスト教は十字架と復活が中心の
宗教なのです。
2、信仰における教理の重要性) 私たちは永遠の命を与っています。イエス様の言葉、
真理に根ざしたことによって永遠の命が得られるのです。その救いはイエス様以外には
与えることが出来ないのです。真理を受け入れることが大切なのです。
3、確信を投げ捨ててはなりません。) その確信には大きな報いが待っています。今まで
生きてきた信仰の勇者たちを思い出しましょう。悪魔も必死に働きかけます。信仰は役に
立たないと言われる時代です。しかし、私たちが救われたのはイエス様の恵みによるもので、
私たち自身の力ではないのです。ですから、信仰を捨ててはいけないのです。

 確信を持って、目標に向かって走り抜こうではありませんか。

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