説教要旨
2001年10月21日(日)
[説教題] 信仰とは?
[聖書] ヘブル人への手紙第11章全
さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確信することである。
私たちに働く信仰は「神はいる、報いてくださる」という肯定的信仰です。かつて苦難にあった人も
信仰により前向きに進んでいったのです。アベル、エノク、ノア、アブラハム、これらの人が、信仰により
どのように達成されたかを述べています。
17節からはアブラハムがよみがえりの信仰を持ってイサクを捧げたことが述べられています。私たち
も困難に生きているとき、神は私たちが神に従順なら祝福を持って報いてくださるのです。
20節では死の彼方を見つめるイサク、ヤコブ、ヨセフが記されています。三人とも、目の前の現実に
失望することなく、全てを神に委ねました。私たちも、目先の事だけでなく、死の彼方を見つめて生きたい
ものです。
23節のモーセの生涯ですが、彼は信仰により神を信じていたのでこの世の王の命令も恐れませんでした。
信仰によって選択するという生き方を貫き、それに神は責任を持ってくださるのです。モーセが経験したように
信仰は奇蹟を生むのです。私たちも、困難な時代に信仰という盾を貫きたいものです。
いろいろな人がいて信仰の現れ方も様々で、それぞれに弱さや問題を持っていますが、神は全てに栄光を
現してくださるのです。無名の人も多くいますが、信仰の戦いは続いています。迫害を受けることがあっても、
その中で死をも乗り越える信仰、恐れを克服する信仰を行ってきた人々に学んで、進んでいきましょう。