説教要旨

2001年11月25日(日)
 [説教題] 共にいる主イエス
 [聖書] ルカによる福音書第17章11〜19節
      立って行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのだ。

 今回の話の中心は、神から祝福を受ける資格がないと思われている人と当然と思われている
人との対比です。本当に主が喜んでくださる人、神の国にはいることの出来る人は誰かが示されています。

 重症の皮膚病患者が「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言いました。当時、重症の
皮膚病患者は町の中で人との交わりを絶たれた生活をしており、イエス様の前に出ていくのではなく、
遠くから声をかけたのです。イエス様は、その声を聞き彼らを癒そうと思われました。あわれんで愛を
注がれました。そして「祭司の所に行って、からだをみせなさい」と言われたのです。皮膚病患者が
癒されたときは祭司に見せて宣言してもらう必要がありました。すなわちイエス様の言葉は、皮膚病が
癒されたということを意味しているのです。

 救いに与れるためには謙虚な信仰が必要です。

 病人のうち9人はユダヤ人で、1人がサマリア人でしたが、ユダヤ人は祝福されるのが当たり前と
思っていたのでイエス様の所へ帰らず、ユダヤ人から見て外国人であるサマリア人だけがイエス様の
所に帰り感謝したのです。私たちは、イエス様により罪が許され、恵みに与る事ができ天に帰ることが
出来ることを忘れてはなりません。 私たちにとって大切なことは、表面的な癒しそのものより、癒し主
そのものであるイエス様に目を向けることです。

 人生は山あり谷ありでうまくいかないこともありますが、そんな時にもイエス様は共にいてくださると
いうことに感謝し、その信仰を持ち続けることが私たちを救うのです。 自分ががんばればできるというのなら、
それは精神修養の世界です。自分ではできないことが神を中心としてなされていくのです。

  感謝して、共にイエス様と歩んでいきましょう。

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