説教要旨
2001年12月2日(日)
[説教題] アドベント(待降節)
[聖書] マタイによる福音書第1章18〜25節
その名はインマヌエルと呼ばれるであろう。これは、「神、われらと共にいます」という意味である。
12月、イエス様がおいでくださったことを感謝するアドベントの月を迎えました。クリスマスツリーは
ルターが始めたという説がありますが、私たちの教会でもツリーを飾り、ろうそく4本を一週毎に一本
ずつ灯していきます。
イエス様がお生まれになるのを待ち望んでいたことは、創世記にも記されています。イザヤ書等にも
イエス様のご誕生の預言があります。イエス様がお生まれになったのは2千年前の事ですが、今日的な
意味においてもイエス様を私たちの日常生活にお迎えする、そのことを待ち望むということがアドベントであります。
今日の聖書の箇所であるマタイの福音書には、3つの預言の成就が記されています。
1,おとめが身ごもって
おとめが身ごもることは一般にはあり得ません。しかし、神様にはできないことはありません。
人が生まれながらにして持っている罪(原罪)を持たないでイエス様はお生まれになったのです。
2,男の子を産む
男か女かを言い当てられるのは神様しかいません。
3,インマヌエルと呼ばれる(神われらと共にいます)
イエス様の生涯を通して、神様が共にいらっしゃいました。そうでなけれぱできないようなことを
イエス様はおこなわれました。
「インマ」が(共に(連帯))という意味ですが、イエス様を信じる全ての人のところに共にいてくださるのです。
イエス様と共に十字架につけられた罪人でもイエス様を信じることで救われました。イエス様は私たちと同じ
レベルにいてくださる、同じ目線で私たちと同じ苦しみを経験してくださりました。境遇面でも、精神面でも私たちと
同じ苦しみを受けられたので、私たちのことをわかってくださるのです。
イエス様が私たちと共にいるのは今だけではなく、世の終わりまで共にいてくださるのです。
嬉しい日も、涙の日もです。
「神われらと共にいます」ことを感謝しアドベントを喜び共に祈りましょう。