説教要旨
2001年12月16日(日)
[説教題] 主の御前に立つ
[聖書] 列王記上第7章全
わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられます。
アドベントの第3週を迎え、主が生きておられることをエリヤに学びたいと思います。
聖書には有名な方が多く出てきますが、律法を代表するモーセ、預言者を代表するエリヤの
2人が、イエス様の十字架の祈りの時に現れたのです。
エリヤの時代は、王アハブがおり、政治的には名君でしたが宗教的には暗黒時代で、
その妻イゼベルも最悪の妻でした。彼女はフェニキアのバール神をイスラエルに強要したのです。
エリヤは、殺されるかも知れない状況で、アハブの前に出て「わたしの仕えているイスラエルの神、
主は生きておられます」と宣言したのです。そして、実際に神が生きておられるという信仰経験をされたのです。
一つは干ばつを避け、イゼベルから逃れるためケリテ川のほとりに身を隠し、カラスに養われたことです。
二つ目は、ザレパテで、婦人のかめの粉は尽きず、びんの油は絶えなかったことです。
これらのことは、エリヤが信仰を持っていたこと、それに神が働いたから起きたのです。
エリヤは出生も特記することもない人ですが、神の前に立っていつでも神に応答することが、
唯一で最大の誇ることです。神の御言葉があれば、王にでも対抗したのです。
私たちも、主が生きておられることを信じて信仰生活を送りましょう。