説教要旨
2002年1月20日(日)
[説教題] 知られない神に
[聖書] 使徒行伝第17章16〜34節
こうして、人々が熱心に追い求めて捜しさえすれば、神を見いだせるようにして下さった。
今回は、パウロ先生のアテネでの伝道から学びたいと思います。当時、軍事力はローマ、知的教育は
アテネと言われるくらい、アテネは知的な都市でした。
パウロ先生は、広場で出会う人と神について永遠について論じていました。2千年たった現代でも宗教、
人の心の問題は変わっていません。様々な宗教を信じる生き方が、当時のアテネにも現代にもあります。
どの人種にも宗教があると言われるくらい私たちは神様を信じることをしますが、正しい神様を信じないと
人生を誤ってしまいます。
パウロ先生はアレオパゴスの評議所で説教をされました。会衆は、エピクロス派(快楽主義の考えを持つ
人々)、ストア派(インテリ主義、頭で理解できることを重視する人々)、おしゃべり、噂好きの人々、真理を
求めている人々でした。
パウロ先生は「アテネの人は宗教心に富んでいる。皆さんが拝んでいる知られない神様を知らせよう。」と
おっしゃり神様について次のように語られました。
1万物を造らせた神様は、お一人である。
2神様は、一人の人から全ての人を造られ、世界に住まわせてくださった。
3遠くにおられるのではなく、捜しさえすればすぐに見いだせる。
4金や銀でつくられた偶像を拝むのでなく、真の神を礼拝せよ。
5神は、お選びになったお方(イエス・キリスト)を死人の中からよみがえらした。
私たちも、パウロ先生が語られたように十字架と復活が救いの原点であることを再認識し、主に従い、
神様の前で喜ばれるように信仰生活を送っていきましょう。