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16話〜25話 |
16話「右手に風穴・不良法師弥勒」2001.2.19.
今回のサブタイトルは、「右手に風穴・不良法師弥勒」だったはず。新聞ラテ欄に付いてた「人生は悟りと煩悩」っていうのは、ナニ……?
弥勒さま初登場シーンは、どちらの道を行くか迷っているシーン。言葉はしばらくなく、女性の話をする通りすがりの衆が行く方とは反対側を指した杖(「じょう」と読ませたい)の向きを足で無理矢理反対側に向かせ、茶屋に入ったという[色白で目がくり〜っとした]おなごを見に行くという場面。実際に待ち受けていたおなごは色白で体全体がくり〜っとしたおなごじゃった。さっき確認したところ、原作にはこんな場面はない。いきなり初期の弥勒さまっぽい言動にもう満足!!
原作よりは言葉づかいがきれいだけど、誘拐・窃盗・痴漢・女遊びと不良ぶりはご健在だし、初めて見たはずの自転車をあんな不安定な荷物を積みながら乗りこなす器用さと、彼方から飛んでくる女性を全身で受け止め気絶するというステキな面もご披露。エンディングの「キャラクター図鑑」はもちろん弥勒さまで、【法師】という言葉が出てくる前に【スケベ】と【不良】が先行するという、先入観与えまくり!!
珊瑚が出てくるまでは、当分弥勒さまの天下だと思われます。
17話「地獄絵師の汚れた墨」2001.2.26.
新聞のラテ欄にはいつも補足説明がちらっと付くらしい。今週、「鬼を操る邪心弥勒と四魂」……【邪心】が【弥勒】にかかっとるように見えるが、何か恨みでも?
惨殺現場を静かに拝み、四魂のかけら争奪は早い者勝ちということになり、犬夜叉とはしばし別行動。
豪邸を選んでとりいってみる。野宿を逃れんと豪邸を訪ねる弥勒さまの図(悲)。うう〜原作では描かれてなかったけど、彼はきっと今までもこうして生きてきたんだわ……。原作では、道端で出会った絵師よりもはかなげな姫を救うために、姫を尾行し(描かれてないけどおそらくね)、毎晩怖い夢を見てやつれていく姫を助けるためにむしろ招待された法師同然のご身分で屋敷に入ることに成功していた弥勒さまだったのによ?
門前払いされ諦めて歩き出した弥勒さまは、前方からやってくる不吉な影をその目で見る。「あん?あぁ〜ほんとだよ……。」←ここで初めて気づいてるし……。
「絵でしか見たことなかったぜぇ。」←絵妖怪にあえてちょっぴり興奮気味。
そこへ女性の声がし、奥に【姫】がいることがわかった弥勒さま、表情変わる。俄然やる気!!そうよこれが弥勒さまの実態。
アニメでは、絵師が寝ている間に絵妖怪が勝手に暴れ出すことになってます。妖怪は姫の前で寸止めして撤退したという事実を知ってか知らぬか、弥勒さまは晴れて客待遇、恩人待遇。なかなか率のいい仕事っすね、弥勒のだんな。やっぱり一晩泊り込む気だし。しかも、何か言ってることが具体的……。
犬夜叉に発見される。このとき弥勒さまは、何の現状も飲み込んでない!!姫と屋敷にしか神経いってない!!っく〜(痛)。
この屋敷の殿がアニメではなぜか四魂のかけらを狙ってるんです……。でも、この設定のおかげで、思いがけず弥勒さまの活躍シーン。忍びの術を?弥勒さま?「命を狙われるほど、この屋敷に悪さはしてねぇぞ。……まだなっ。」←出た!弥勒さまの魅力結集♪アニメの設定になっててこのシーンが発生したことに感謝。
絵師の持つ四魂のかけらを取りに行っている殿の元へかけつける半妖と法師。事情は原作と違うが、ピンクのチャリで疾走。あの車に乗れば走るより早い!!って、日常生活に自転車が登場しない人間がとっさに判断するのがすごいよね。
犬夜叉が絵妖怪を退治してる際中、原作の弥勒さまは地上でぶつぶつ言ってるんですけど、さくさくと割愛(悲)。
そして、【玉発見兼浄化器】かごめについてくる意を表明する笑顔の弥勒さま。それだけが動機じゃないしね?
実はこの絵師の話はわたしのお気に入りで、細かい設定の違いが重なり、話の経緯がだいぶ違って半泣きだったけど、ポイントはかろうじて維持されてて、しかも弥勒さまの活躍シーン1つ上乗せされてたし、そのおかげで活躍の場を奪われたキャラもいるくらいだし、弥勒さま的にはよござんした。←これ総評。あのシーンなかったら、はるっちえらいことになってたよ?
初期の弥勒さまはもっとむちゃやってほしいというのに〜というのが本音。ちょっとマトモに活躍しすぎ?
18話「手を組んだ奈落と殺生丸」2001.3.5.
奈落と接触した殺生丸が、腕を取替え再び犬夜叉の前に現れるこの話、弥勒さま的ポイントは2つ!!
「これで、よろしい♪♪」原作と同じ台詞だが抑揚のついた弥勒さまのこの台詞で始まり、「これも、法師の務めにございます♪」満面の笑みで台詞も追加。寝ぐらを探す刻限になると、その辺りで一番大きい屋敷に不吉な暗雲がたれこめるのです。そしてアニメではお団子までいただいてるし。
1つ目のポイントはかなり付加価値ついて、今日はもうこの時点で既に満足だった。
そこへ、もう1つ、どでかい褒美。
殺生丸接近の地響きに、「さぁっ、逃げましょう。」←即。かなり真面目。
「無理です。無茶です。自殺行為です。」←次のシーンへのネタふりはもう万全。
接近してくるのは四魂のかけらと聞いた弥勒さまは、「四魂の玉となると、少々の無茶も必要ですねぇ。」←即。言い終わったとき既に弥勒さまの姿は画面にないもん。
ポイント2。最猛勝と初遭遇で、毒がまわってる弥勒さまが、一命を取りとめた邪見を攻める。邪見が火を吹いたりして展開が違うことにかなりショックだったが、次回予告を見る限り、2つ目のポイントは来週にやってくるのね?
19話「帰れ、かごめ!お前の時代に」2001.3.12.
奈落がらみの殺生丸戦の、ポイントその2の登場。そして、プラスα。
邪見の後頭部にパンチが入る。
「調子こいてんじゃねぇぞ、てめぇ……。」←表情、言葉共原作に忠実。邪見の殴られたときの音声もいい感じだったし(←これ、弥勒さまに直接関係ないと思うかもしれないが、実は重要)。
初対面なはずなのに、まるで自分のためにあつらえたような毒虫の巣の入手方法を、先週に引き続き吐かせる。
邪見「ざまぁみろ。」
……言った。言ってくれた。弥勒さまの【お仕事】シーンは、あまり教育上良いものではないので、伏せられることが多い(16話参照)。邪見のやられっぷり、お見事。一仕事終え、横になる弥勒さまの間も、なかなかよござんした。
解毒剤をいただく辺りも、原作に忠実で、よろし。
「あ、やっぱり自分で……。」←過不足なく。これ以上でもこれ以下でもだめだったと思う。
そして、プラスα。
八衛門狸を呼び、村まで運んでもらう。うつぶせの時点で、かわいい。
「はちよ、長い間、世話になったなぁ〜。」←全然死ぬ気ないくせに。
「はち〜、腹減った〜。」←ボーナス。甘えん坊の困った旦那。
村に到着し、運んでもらった八衛門狸に弥勒さまから礼の銭。
「お礼の銭です。」
八衛門狸「木の葉じゃねぇでしょうねぇ弥勒のだんな。」
↑弥勒さまの素性が、こういう側近の言葉から明らかになる。弥勒さまも、はちのその言葉に何の反発も訂正も突っ込みもない、それすなわち、【いつものこと】。何なら、今回のあれも木の葉である可能性すら出てくるのだ。いや、今度のはかなり感謝してるだろうから、本物の銭だと思いますが。
そしてあんこはしっぽまで。
かごめが井戸の突き飛ばされて姿が見えなくなったときの弥勒さまの反応、すばやい。顔がマジ。
邪見を殴る直前の弥勒さま、犬夜叉についてくるなと言われてはぶてる弥勒さま、井戸のそばでのぞきをしている弥勒さま、など今回の弥勒さまの随所にわたり、お顔が原作に近うございます。今回の作画監督は佐久間信一さん・重田敦司さんのコンビですね?よしよしメモメモ。弥勒さま登場以来初のお目見えなのですね。いつもコンビ?どっちがあの弥勒さま描いたんですか?連名かぁ困ったなぁ。
■ちょっと余談。
邪見の一言に思わず笑いをとられる。
殺生丸「帰るぞ邪見。鉄砕牙を我が手にできぬ以上、長居は無用だ。」
邪見「あ、もうよろしいので?あ、はぇぇ。」
どっち?どっちの「はぇぇ」??これでCM中笑えた。「早え」なのかっ?返事なのかっ?
20話「あさましき野盗鬼蜘蛛の謎」2001.3.19.
弥勒さま登場から1ヶ月。話はあっさりとどんどん進み……。半年で原作7巻終了。
このたびは、法師っぽい行動が目立ちます。いや、法師なんだってば。
そして、ポイントもございます。
かごめを無理矢理現代に返し、犬夜叉に当たられていた弥勒さまも、「わたしだって!!」←荒げる。今まで冷静さを保ち続けてきた彼にだって、奈落に対する腹立たしさとか、焦りとか、結構煮えくり返ってたりするのだろう。
奈落のことを何も知らない犬夜叉がなぜ奈落に恨まれているのかが分からない。ならば、奈落と関わりがあったのは桔梗側ではないのか。
自分と同じく、奈落に壮大なスケールの嫌がらせを受けた犬夜叉と、桔梗と奈落のごちょごちょとした間柄を、順序だてて考えていく弥勒さま、今日はまた原作とは離れかわいらしいお顔ですこと。池田晶子さんが作画監督さんですね。先週に続き、池田さんの回も楽しみだぁ〜♪
現代のかごめさんの様子から戦国に戻ってきたシーンの弥勒さま、正しい姿勢でジャパニーズティーすすってます。アニメ化のおかげで思いがけないズームアップ。
鬼蜘蛛がいた洞穴を視察。弥勒さまはかごめさんとは違い、邪気に弱い。でも、楓さんすら感じない邪気が分かったりして、ほら、ちゃんと法師です法師。
そして対狼野干戦。原作では、風穴開いて寸止めとかして弥勒さまテイストだったけど、アニメでは真っ当なご活躍をなさってぇ〜(悲)。漫画でしか出せない良さと、アニメで出せる良さの、両方が楽しめることになったシーンとなる。
「狼野干をっ、吸い込めばぁ〜。」
【真っ当な活躍の手順】
1.地面に落ちていた杖をダイビングキャッチ
2.拾いあげた杖を振り回した後、狼野干の目めがけて投げつける
3.猛ダッシュで対象に接近
4.OPEN
スピード感。
そして今回の目玉。
犬夜叉のためを思って彼を小屋にかくまい、そこへ慰問に訪れる弥勒さま。まず、暴れ半妖を杖で押さえつける。いささか乱暴なやり方ですな……。←彼自身が今回冒頭で吐いた台詞ですが。弥勒さま、犬夜叉を当てにしている発言。弥勒さまが、後のシーンのためにこつこつとネタフリしてるわっ!!そんな弥勒さまの、ネタフリ目的にせよありがたいお言葉を受けても依然、今からでも闘うって言ってんだろっ!!とか言ってる犬夜叉へ、ネタフリは最終段階を迎え……。
「犬夜叉、今はおとなしく寝ていなさいと……」←これでもか、の笑顔。
「何度っ、言ったらっ、分かるんだっ、このっ、ぼけっ、かすっ、犬っ、……」
↑こんなシーンあったっけ?とか思ったもん。アニメ、リアル。見下ろすアングルのせいもあるけど、動きが付くと恐いよ弥勒さま〜洒落なってないよ〜(悲)。よく聞いたら「犬っ」とか言ってる。楓さま、ここにも突っ込んであげて……。
狼野干雪辱を挑む。根を植え付けられず、ただの四魂パワーアップ体です。座して敵を食い止める、法師の正しい姿、……っぽい。普通、法師とかは非力だったりするからね。狼野干のおかげで外に出られた犬夜叉に、くそ坊主呼ばわりされる。「恩知らずの輩ですなぁ〜。」薄顔。アニメの弥勒さまは、語尾伸びるんですな〜。
風穴開こうと思っても奈落の毒虫来るし、2週飛ぶし、いくら次がスペシャルだといっても、この先ちょっとストーリーが核心に迫っていくし、まずい展開です。
■余談。
原作と見比べると、ラ抜き言葉が直されていたり、漢語的表現が口語表現に直されていたりして、かなりおもしろいです。弥勒さまの台詞、「恩知らずの輩ですな〜。」は、原作では「忘恩の輩ですな。」となっている。「ボウオン」と口で言われても、すぐに漢字浮かんでこないし、文字で読むなら漢字の方が弥勒さまっぽい。仕事が細かい!!
21・22話「奈落の真実に迫る桔梗の魂」2001.4.9.
前半は、弥勒さまの小さなリアクションギャラリー。
後半にもそれは続くが、大きな見せ場もあり!
狼野干戦を、そういえば続けていらっしゃる弥勒さま。
犬夜叉が、いつもならかわせるような攻撃に苦戦していることを見て取るが、それが腹の傷のせいではないことまでは、見抜けない。
──動きが鈍いのは、傷の直りが遅いからだけではなさそうだな。(楓)
「えぇっ?」
↑高音で軽く爽やかな驚き。
『狼野干は、【おそらく(原作)】→【間違いなく(アニメ)】四魂の妖力を借りている』ということまでは見破れるけど、それが、どこに仕込まれているのかまでは、見抜けない。
かごめがこちら側に戻ってきた気配を感じると、犬夜叉は急に調子が出てくる。弥勒さまはつい今しがた、犬夜叉のその仕組みを楓さまから学んだばかりだったし、露骨に突っ込んでみる。
「おぉっ。いきなり強くなったぁ!」
↑犬夜叉のその露骨な変わりようを皮肉ってますね。
適当に狼野干を転がしておいて、犬夜叉は弥勒さまの横を抜け、かごめの元へと駆ける。弥勒さまは、通り過ぎていく犬夜叉のあまりの早さに、
「おん?」
取り逃がしてしまってる……。そして、本日はコレしかないと勝手に思っていたシーン!!
「ってこらっ、とどめくらいさしていきなさい。」
↑文頭の「っ(小さい「つ」)」が、ちゃんと聞こえてくる!!切れ味良し!!
「……って」というのは、つい見逃してしまっている自分へのノリ突っ込みだと思われる……。
犬夜叉が後始末をおこたった狼野干が、前進してくる〜っ。
「お、お、うわぁっ。」
↑アニメでは怯え声が、細かく豊富。
狼野干も静かになり、犬夜叉とかごめの再会を見届けたところで、辺りがおかしいことを楓から聞かされる。「法師どの」と楓に呼ばれた彼の返事。
「ぁはい?」
↑語尾揚がり。抑揚がつくと、こうなるよね〜やっぱ。
楓の指摘に加え、かごめも大量の四魂のかけらの気配に気がついて、追ってみたなら奈落とご対面。
「こいつが……(奈落か……)。」
↑「奈落」を口に出したくないのは、はるっちが「G」のつく昆虫を口に出したくないのと
同じ理由だろうか……。
ここで奈落は軽口をたたきませんでしたので、おじいさま譲りの弥勒さまのエロ顔については触れてもらえず。
奈落がもーれつに瘴気を撒き散らして退散していった後。
「背中の蜘蛛……それが、奈落の目印になるということか……。」
と言って、腕時計でも見る仕草の弥勒さま、視線どこ?
場面は変わり、でかい屋敷の門前に立つ弥勒さま。さて、仕事のお時間です……。やる気に満ち溢れて踊っているはずの気持ちをおさえ、
「いいえ、今日は真っ当な理由です。」
とか、厳か〜に言ってる。お仕事、いつの間に募集してるの?
死んだ姫の魂を妖怪から守るという真っ当な理由も織り込んで、彼にはいろいろと楽しみなことがあった。1つは、屋敷の大きさと客の待遇の質は比例すること。テンコ盛りのご飯に種類豊富なおかずという申し分ない待遇で迎えられた法師の、この汁碗の正しい持ち方っ!!具より先に、汁っ!!贅沢な環境に、碗を持つ手を止め思うことは。
「(いやな感じだぜ……。)」
真っ当な仕事はめったに引き受けないからね。ほんとにやばそうな用件だとうざいのね……(悲)。
もう1つのお楽しみは、死んだ姫には妹がいること。
「どうぞ、わたしにおまかせを。」
やけにりりしい眉。こういうのを【善人面】というが、その言葉は【善人】にはあまり使われないということを、彼は知っているだろうか……。弥勒さまの寄せる、生きてる方の姫への期待は、かなりでかいと見たっ!!
「あぁ〜ん。おたま(お茶目って言ってる?そうは聞こえん)なきつねちゃま。かわ、いぃっ♪なんてな。」
連れに道化役を頼んだりとか、姫の理想リアクションとか、なんか具体的なんですけどもこのエロ法師。
この、2つ目のお楽しみの方は、期待がでかかったがゆえにその裏切りはずしりと重く、しかも怖い目にすら遭う。この姫、事もあろうに弥勒さまを押し倒し……くっ!
「あや〜ん。姫も充分怖うございますふ〜。」
美しくないものに対するこの非情な態度は、彼が法師であることを忘れさせる……。慈悲心、皆無?以前、法師から半妖に、慈悲について説いておられた場面もあったような……。
死んでる方の姫の魂を救ったものの、余所の魂は妖怪に運ばれてゆく。それを見ている犬夜叉の所へ、せわしなく弥勒さま乱入。結局、真っ当な仕事をしたのは犬夜叉でした……。
「追いかけましょう、今すぐ!ああっあぁぁぁぁ〜っ。」
今すぐではなければならぬ理由が、彼にはあった。この姫、事もあろうに弥勒さまを脱がそうと……くっ!
晩に妖怪に運ばれていったその他の死魂も救ってあげようという会議は、レジャーシートで缶のお茶。死魂を運んでいった妖怪を見事に見失ったけど、さっきの屋敷に戻っても仕方ない。誰もあの屋敷の話なんて出してないのに、昨晩弥勒さまが体験なさったおぞましさは、つい口に出てしまうほど、忘れられない心の傷となったのでしょう。あのおそろしい昨晩の様を全て見ていた七宝に、弥勒さまが忘れ去ろうと努力していることを全部はっきりと言われ、お茶でお茶を濁す。缶のお茶に対しても、やはり正しい姿勢で、正しいすすり方。【あったか〜い】(←ジュースが温かいときはこの表記)お茶なのか?
妖怪を操っていた桔梗の姿を目撃した僧の話を聞き、1人で飛んでいった犬夜叉と離れて移動を始める弥勒さま。弥勒さまの男心論展開。昔惚れていた女が変わり果てた姿になっているとしたら、その姿は人の目に触れさせたくない、変わり果てていなければ……。
「わたしなら、とりあえずヨリを戻しちゃいますけど。はぁん?」
かごめの動きに、少々怯え声。
つんつんして先を歩いてるかごめに、と、とりあえず何か話しかけなくては。
「なんでしたら、犬夜叉の後を追いますか?」
──いやよ!!(かごめ)
すごい勢いで言われ、
「うへぇ。」
怯え声。
死魂を運ぶ妖怪に運良く遭遇し、追うが、弥勒さまには通れない結界にぶつかる。桔梗に近寄れないんじゃ、来週の出演はあやしいですな〜、弥勒さま……。
■余談といたしましては。
かごめの「わからんちん」発言には少々驚きっ!!
奈落が絡む、犬夜叉側・桔梗側それぞれの欺かれシーンが、奈落の声と二重音声に。こういうことはアニメでしか表現できないっ☆かなり素敵な技巧っ☆
たしかに、驚異の新ED……。殺生丸でしっとりと来るとは……。その日の放送の中の場面をEDに使うっていうのは、はるっちは嫌いなのです。
23話「かごめの声と桔梗の口づけ」2001.4.16.
原作、無視、無視!出番の少ない弥勒さまに唯一許されることは、濃い出演っ!!
桔梗・かごめ・犬夜叉の騒動は終わり、3人が分散してからようやく登場。覚悟していたとはいえ、焦らしすぎじゃっ。
何かあったらしい犬夜叉を見る。原作を上回る会心の一言。
「見覚えのあるつぶれ方です。」
犬夜叉のその倒れ方にはなじみがあった。草原だから地面にめり込んではなかったけど、前面への見事な倒れっぷりは、もはや1つしか考えられぬ。冷静な分析の結果、途中ではぐれたかごめが無事であることまでも判明して、とりあえず合流に至る。
翌朝、井戸までかごめを見送る。帰ってしまったのを見届け、犬夜叉に、昨晩の出来事を問うてみる。
「一体、桔梗さまと何があったのです。」
──おめぇがいつも女とやってることだよっ。(犬夜叉)
「えぇ〜〜っ。………おまえっ……。そんな、みだらなことをかごめさまの目の前でっ……。」
──おまえは普段どんなことやってんだっ。(犬夜叉)
「………………えぇっ?」
多分、弥勒さまが、ややタイミングをずらしたあの【間】で考えたことは、【墓穴を掘る】という、自分ではあまり使わない言葉であったろう。犬夜叉の突っ込みがベタベタ路線に変わろうとも、動画の弥勒さまには、原作を上回る術がある!派手なのけぞり。その脳裏には、数々の弥勒武勇伝が……っく〜(痛)。親指と小指が立つ程の動揺、やましい法師の様(泣)。
かごめを追うかと犬夜叉に問うてみる。悩む犬夜叉に、弥勒さまより、ありがた〜い男の二股論展開。
・二股というのは男ならよくあることであるが、絶対に当人にばれてはいけない。
・万が一ばれるようなことがあれば、天罰は下る。その覚悟は必要。
即、天罰が下った犬夜叉に哀れみの祈祷。南無。
次回はついに珊瑚の登場。出番はさらに減る一方??
■余談。
桔梗と犬夜叉のいちゃいちゃシーンでニュース速報が入る……。この法則は、今後も成り立つのか。呪われたお2人よ……。
声には変化はないのに、絵は毎週違う。この回はそれを嫌でも感じざるを得なかった。
24話「妖怪退治屋 珊瑚登場!」2001.4.23.
弥勒さまの、法師な一面!!
夜深く、火を囲んでで男3人が語り合う。犬夜叉のおめでたい話を聞きながら、弥勒さまは心静かに、自分の串を裏返してる……。あれって、爬虫類系?ごめんなさい弥勒さま、生きる時代が違うみたい……。
そしてようやく、四魂のかけらを集めたらどうするつもりですか、と口を挟む。それでも自分の串の焼け具合は気になってる。自分の分だけね。
彼も今まで散々四魂のかけらを追ってきて、いろいろと考えておる。そういう自分が四魂のかけらを集めているのは、四魂のかけらを追っていると必ず奈落を探し当てることができるからというだけで、使い道など考えてはいない。だから、全部集まった暁には犬夜叉が使ってもいいわけなんだが、そういえば彼は何を望んでいるのだろうか。
犬夜叉は、四魂の玉を使って、半妖ではない立派な妖怪になりたいという。しかし、今まで、四魂のかけらを使って善行をしている者を見たことがない。四魂の妖力と引き換えに、心を失うのではないか。
やめとけ、とは言わないけど、犬夜叉に考えるヒントを与えなさったのね!!
別にいい妖怪になりたいなんて言ってない、と言っている犬夜叉に、弥勒さまはそれについては何も言わない。弥勒さまも「いい人」じゃないから、そういう発想すらないもんね。でも、かごめさまを守りたいとは確かに思っている犬夜叉を少々びびらせる。
「四魂の玉を使って妖怪になったとき、おまえは、かごめさまや七宝を喰い殺すかもしれません。」
──おらもか!?弥勒は喰われないのか?(七宝)
「わたしはとっとと逃げます。」
頼むから、七宝くらい抱えて一緒に逃げてやってくれ、女は見捨てないでくれ、それが慈悲です、法師さま……。
そして、ついに焼きあがった弥勒さまの串。丈の長いお召し物は、引火する虞がございますので、ご注意ください。他の連中は串の世話をさっきからしてないけど、それについては弥勒さまは関心ない。自分のが無事ならそれで……。
翌朝、石に座って村人から教えを請う。話を始める際に座っていただいた村人と同じ目線で話をする、人当たりの良い法師。半妖の犬夜叉は妖怪に間違えられても、人間である弥勒さまは、見てくれは法師ととられることが多い。見てくれはね……。しかも、立派な法師にね。
ここで村人から、妖怪退治屋が四魂のかけらを集めている、四魂の玉は退治屋の里から出たものらしい、との情報を得る。
珊瑚登場のお話は、いきなり惨劇で、カラーで動画となると、薄暗いし、画面赤いし、酷いし、そうか彼女って可哀想な人だったのよね。
暗い山道をかごめさまと肩を並べて歩く弥勒さまの杖がっ!!隣のかごめのリュックと、肩ひもに添えられた手がっ!!ちょっと登山家ルック!!(この場合の「杖」は、訓読みの雰囲気かも。「じょう」でなく、「つえ」。)
退治屋の里へ向かい、犬夜叉は四魂のかけらを奪う気らしいけど、
「逆に退治されないと、いいですけどねぇ。」
の下がり眉の感じがいい!!他人事だもん。
おびただしい量の妖怪の群れを見る。群れてるんじゃなくて、居た場所と目指す場所と目指すタイミングが同じだけなんだろうけど。
「確かに……禍禍しさに気分が悪くなる。」
まがまがしい?ごめんなさい弥勒さま、生きてる時代が違うみたい……。
→
古語辞書によると、『枕草子』時代には既に「禍禍しい」という言葉はあったようですね。
その、禍禍しさ漂う妖怪たちが狙っていた里に着く。ここがその、目指していた退治屋の里なのですね〜。妖怪に襲われたその里のあまりの酷さに、犬夜叉から、妖怪を追うより墓を作ってやらないと発言。実際に作っているのは、弥勒さまだけだったりするの……。
「ふんっ(力)。」
おお。冥加じいさんの重要な説明の後ろで穴を掘っているだけの映像かと思いきや、りきみっぷりがいいですね〜。かごめが花を供え、弥勒さまが拝む。墓作りを無事終えました。
そして、間違った情報により、珊瑚が襲ってくるのです。
次週、またも弥勒さまのアクションシーンがっ!!
■……して、桃果人さんのお話は、後まわしになるのか、消滅するのか……。
25話「奈落の謀略をうち破れ!」2001.5.7.
弥勒さまの小ネタを削り、珊瑚・琥珀の思い出重視です……。無念っ。泣き寝入りです。
退治屋の里にある、妖怪の死骸が捨てられる鍾乳洞へ向かう。荷車引いてるけど、それってやっぱり退治屋の里を襲ったおびただしい妖怪たちの死骸なわけ?
その鍾乳洞に入ろうとするけど、はじかれて入れない。多分、あの洞窟の奥の風景は、とても7時台に耐えられる映像じゃなかったのね……。なんと都合のいい結界。
洞窟の中にも入れず、くわしい話を聞くにも、里の人間はみんな死んでる……。
「皆ではないでしょう。たしか、退治屋の手練たちが、どこかの城に行ったと……。」
この説明、前の話で、冥加じいちゃんが犬夜叉の肩の上でちゃんと説明済み。しかし弥勒さま、たしかその時、犬夜叉とは離れた場所で穴掘ってなかった?冥加じいちゃんの声の音量を推して知るべし……。はっもしかして、弥勒さまが今までの人生で培ってこられた地獄耳?
退治屋の手練に会うため、城へ向かう。ほんとはね、ここにもね、いろいろね、あるんだけどね(号泣)。早速珊瑚に会っちゃって。
珊瑚が振り回すあの武器が邪魔。風穴で、飛来骨のスピードを緩めるつもりだったのか、動きを止めるつもりだったのか、いっそ吸い込んでしまうつもりだったのか、あれが自分のほうへ飛んできたときのことをちゃんと考えていたのか分かりませんが、最猛勝が来てしまったので結局どうすることもできずじまいで。
あれが飛んできた、ということは、奈落がいる。弥勒さまは、珊瑚と犬夜叉がやかましくやってる隙に、こっそりと、積年の恨みのこもる奈落へとアプローチしてるのです。やっぱし、ちゃんと考えて行動してるのよねっ。
「奈落っ、成敗するっ。」
すごい剣幕で言う。あの杖、肉も骨も切れるわけ??力まかせ?奈落の腕を飛ばし、杖を突きつけてりりしいお顔で見下してるけど、そんな弥勒さまの背後には最猛勝なのよね。
そして、ちぎれた腕はかごめに向かい、四魂のかけらを奪われ、用事の済んだ奈落は去ろうとする。
──さらばだ法師。それに、犬夜叉。(奈落)
足元から黒〜い煙がどばーっ。奈落発射3秒前。ロケット並奈落!!不覚にもこれにはまってしまい、この度は奈落に軍配が……。
豪快に発射した奈落を追い、雲母とほぼ同時に走り始める弥勒さま。同じものを追っているので途中で落ち合う。雲母、あの図体でわりと速度なし?はっもしかして、弥勒さまが今までの人生で培ってこられた逃げ足?
弥勒さまにだってできないことはあるわけで、雲母に乗っけてもらって離れ岩あっさりクリア。あの穴を越すあそこの彼にだけは、期待したのにだぞぉ(号泣)。
奈落に追いついて、杖で一発殴ってみたらば、奈落から生えた茶色いもんにつかまって雲母から振り落とされる。
「奈落のこの体、まやかしか!!」
弥勒さまに向かって、奈落の茶色いもんが攻めてくる〜♪……って、全然貫かれそうになってないじゃんっ。浅いよぉ。ボケつぶしじゃ〜奈落め〜っ。
──弥勒っ、てめぇ何やってんだ、だらしねぇぞっ。(犬夜叉)
ささってたもんあっさり抜くか?まるで弥勒さまがほんとにだらしないみたいじゃんっ(号泣)。けろっとしてる弥勒さま、むしろすごいってのにっ!!
察しのよい弥勒さまは、奈落が里を襲わせたのは四魂のかけらが狙いだったのかとご指摘。察しのよい弥勒さまは、奈落から茶色いもんが生えた時点で、まやかしだと分かっていたしね。
「あっけない……。これが本当に、おれが追い続けていた奈落なのかっ?」
心中語です。一人称は、「おれ」です……。
分かっていたのに、くぐつ発言まで珊瑚にとられて……。本当はね、まやかしだと分かっていた弥勒さまがね、髪の毛の絡まった木のお人形を手にとって、厳かに、そこで初めて言うんだったんです。詳しい説明は入ったけどね。
次週、入れなかった鍾乳洞から、ナゼか、結界を張っていたの主が現れるご様子。大丈夫でしょーねー!?法師は【四魂】を、漢字いっぱいな感じで説明してくだいますかな〜。
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