紅茶マニアは何でも人が美味しいと云へばついそれが欲しくなります。(困ったものです)

.

 India ■ - - - - - - インド


.

 Derjeeling - - - - - - ■ダージリン

 世界三大銘茶のうちの一つ。その麗しい香りと風味から「紅茶のシャンパン」と称され、世界中の紅茶ファンと私を魅了し続けるダージリンティー。
その故郷はヒマラヤ山岳地帯。標高約2000mの地から急傾斜の斜面に栽培されます。昼間は直射日光が照りつけ、朝晩は冷え込むという気候が、ダージリン特有の「マスカットフレーバー(マスカテル)」を生み出す条件ともなっています。
 4、5月に収穫される「一番摘み=ファーストフラッシュ」にはFOPタイプの茶葉が含まれ、新茶ならではのすがすがしい香りと、やや緑がかった妖艶な水色(すいしょく)が特徴。茶葉の開きが早いので短めに抽出し、ストレートティーで楽しみます。
 6、7月ごろに収穫される葉は「二番摘み=セカンドフラッシュ」といい、茶葉の多くはOPタイプ。水色は赤みがかったオレンジ色をたたえ、渋みがあり深い味わい。
 「秋摘み=オータムナル」のものはワインレッドに近い水色で、渋みがあって香りがよくロイヤルミルクティーに使われます。


.

 Assam - - - - - - ■アッサム

 ダージリンよりもさらに東、ブータン国境に近いアッサム地方は、世界最大の紅茶の生産地。気候条件のよい平原で栽培され、収穫期は3〜11月ごろです。
 なかでも6〜7月ごろに収穫されるセカンドフラッシュの紅茶は済んだ赤色で、上品な香りと濃厚な味わいです。ストレートティーはもちろん、ミクルティーにもよく合います。


.

 Srilanka ■ - - - - - - スリランカ


.

 Uva - - - - - - ■ウバ

 世界三大銘茶のうちの一つ。スリランカノ南東、中央山脈の東側で作られるハイグロウンティーです。その水色は、まるで海に沈みゆく太陽を思わせる橙赤色。濃く抽出するとカップのふちに金色の輪を描くことから「ゴールデンリング」と称されます。
 収穫シーズンは乾期で、6〜7月のものが最良といわれ、ゴールデンリングが楽しめるのもこの時期のもの。香りはほの甘くてコクがあり、タンニンの含有量 が多く渋みが強いのが特徴です。ストレートティーのほか、ミルクティにも最適です。


.

 Dimbula - - - - - - ■ディンブラ

 ウバの反対側、中央山脈の西で作られるハイグロウンティー。高地栽培のものにしてはタンニンが少なく、口当たりのよい紅茶です。1〜2月に収穫されたものが良品で、水色は澄んだオレンジ色。ほのかにバニラのような香りがする上品な一品です。
 やわらかな味を満喫するために、モーニングティーやアイスティーがおすすめ。バリエーションティーにして、いろんな味を楽しむ


Types

TOP