「おもちゃ」



どんな格好で僕を 楽しませてくれるの?

いたいけな過去を全て さらけ出したとしても
そう その豊満なプライドをもって 僕の全てを
むさぼり尽くしてくれるんだろう?

この陰湿な闇に 一筋の風が吹き抜けるのを
「心」を棒にして待っているんだ

さあ 君は自信満々の目をしていただろう?
その目で僕を連れていってくれ

今 目に浮かんだのは
まさか戸惑いじゃないだろう?
何を躊躇してんだい?
簡単じゃないか
ほら 今の僕なら


そんな格好じゃ僕は 何処にもイケないだろう?

「情」なんてものが その心にあるのかい?
ただの弱音だと思っていたんだろう?
もう そんな気持ちでここに居るんだとしたら
切り刻まれるのは そう
君の方だよ

なら 体だけでいいよ
君の喉にナイフを刺して
首から下だけ おもちゃにするから

どうしたの?
さあ
これからって時じゃない?

これから先も ファンタジスタであってくれよ

僕がまわり込んだ先に 現れる程度なら
最初から誘わないほうがいい

だとしたら
切り刻まれて苦しむのは

そう


君の方だよ。












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