一生のお願いであります。マシュマーさま。そうおっしゃられずに、我々にマシュマーさまのお手伝いをさせてください。 |
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パパ、ママ。ようやくわたしも、モビルスーツの実戦に出ます。ご覧になっていてください。ふふふ……。えっ。 |
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初陣を飾るべくガザCでエンドラを出る。 |
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余裕の笑み。 |
えっ。マシュマーさま、わたしは、この戦いが初陣なのですよ。初陣と言えば、我々新人パイロットにとっては誕生日と同じです。 |
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言うことと表情が釣り合ってません。 |
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あ、はい、やります。がしかし……。 |
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まったく、なんでマシュマーさまはこうも女に甘いんだ? |
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あ、はー、はい。 |
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あ〜、か……かわいい……。 |
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はいっ!Sir! |
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はるっちは、このシーンが一番好きなのです☆ |
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やはり地球圏だ。一目で好きになれる女性がいるなんて。感謝します。ハマーン様。 |
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本気でハマーンに感謝したのはこの時くらいでしょう。 |
ルーさん、この飛行機、電気系統には故障はありませんよ。 |
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エンドラにルーをお招き。 |
この飛行機なんです?小型のくせにえらくエンジンはいいみたいだし、機銃ついてるし。 |
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本物だよ。使えます。 |
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エゥーゴで正式採用するのかな。 |
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ルーさん……。 |
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ルー・ルカ、家に帰りたいのですか?う〜ん……。 |
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ルーさん、敵のモビルスーツだ。注意してください。 |
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コアファイターを抱えたガザC。 |
え? |
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ルーさん。 |
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あぁっ。ルー。 |
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あっ。 |
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ルーさん、攻撃したのに、なんでまた? |
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なっないけど。あなた、どうして戻ってきたんです? |
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困る? |
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あっルー・ルカさん。マシュマーさま。 |
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ルーさん、マシュマーさまが追いかけています。……まずい。わたしは自分の宿命を忘れそうになっている。 |
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グレミーの未来が予測できる重要なシーン。 |
マシュマーさま、やめてくださいよ、出て行くなんて。 |
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エンドラ内。唯一マシュマーを引き止める。 |
わたしだって、あの女の部下になるのはいやです。 |
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わたしはマシュマーさまの部下でしょ。あの女は、モビルスーツのコクピットに座ると、興奮しちゃうような安っぽい女なんですよ。 |
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マシュマーさま。あっ。 |
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マシュマーさま、お戻りくださ〜い。 |
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ガザ部隊、発進用意できました。あっ。 |
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ラビアンローズに無理矢理接近するエンドラ内。 |
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止めろ〜〜。 |
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キャラさまを無視して命令。 |
ははっ。ガザ部隊、ドック艦制圧に出ます。 |
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あの光は、アーガマのモビルスーツか。……やはり。ルー・ルカさんが乗ってんじゃないのかな。 |
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ガザDで出撃。 |
その戦闘機、パイロットは誰だ!ルー・ルカさんじゃないのか? |
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あっはっはっは。よかった。ぼくはグレミーです。おまえに裏切られた、グレミー・トトだ! |
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ルーに再び会えて、手を合わせて大喜び。 |
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初めてグレミーが自分の名前を言います。この時は「グ」にアクセント。 |
あの時のお礼をさせてもらう。ママから、けじめはちゃんとつけろと言われているんでね。 |
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そう通り一遍の解釈をすると、痛い目に会うぞ。 |
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逃がすかっ。 |
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ふふ。とうとう捕まえたぞ。なんだっ、この胸の高鳴りは。ママ、もしかしてこれが恋というものですか? |
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もちろん約束する。ルーさん。さぁ、ルーさん、こちらへ。 |
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うっふふふ。あぁお上手ねぇ。あっ。 |
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はい。 |
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うっ。あぁ〜。 |
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なんのっ。 |
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あぁ。あの女め、いちいちわたしの弱点をつく。 |
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もう絶対に許してやるもんか。あの女めぇっ。 |
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何か悪口を言ったな。アーガマの援軍。キャラさま、アーガマの戦闘機です。聞こえますか。ガンダムにドッキングするファイターですよ、きっと。 |
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ガザC隊、3機を離せ。ドッキングさせると危険だ。 |
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そっちはルー・ルカだな。 |
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えぇ〜い、次々と数が出てくるっ。 |
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よく見ればいい加減なモビルスーツ。一挙に潰す! |
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ZZか。敵に後ろを見せるかっ。あぁっ。 |
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パパ、ママ。家の名前を持って、グレミーをお守りください。でやぁ〜っ。 |
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アクセントは「グ」。 |
うわっ。パワーが違いすぎる。 |
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ルー・ルカ。2度も裏切った君を、わたしは、また助けてしまうなんて。 |
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ルー・ルカさんじゃなかったのか。困ったなぁ。こんな小さい子。なんと、そそっかしいんだ。 |
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リィナとの出会い。 |
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人をさらっちゃいけません。 |
そんなにイライラしないで、ナイフを使うのです。 |
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エンドラ内。 |
食事中音を立てない。食事中むやみに動かない。 |
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ト、トイレ?食事中になんとはしたない言葉を。いけません。 |
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ま、待て。分かった。分かったよ。特別に許そう。 |
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行きたまえ。待ちなさい。 |
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食事を中座するときにも作法がある。ナプキンをこうするのが、食事を中座するときの正式な作法だ。よく覚えておきたまえ。 |
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オーバー過ぎるな。 |
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いや、わたしが行く。 |
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リィナ、どこへ行く! |
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トイレの前でリィナを待つ。 |
何を言ってる。 |
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おいたはいけないリィナ。君はルーが来るまで……。うっ。 |
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隕石群の中にでも入ったのか。 |
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リィナはZZのパイロットの妹だと? |
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エンドラのブリッジ。 |
そんな卑怯なことはできない。相手はたった一機だろうが。 |
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マークU?パイロットは誰だ。 |
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ゴットンに聞けぇっ。 |
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聞けよっ。 |
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マークUのパイロットは女か。よし分かった。 |
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マークUのパイロットはルー・ルカかもしれん。ふふふ。 |
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廊下を移動。 |
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心中語。 |
敵が攻めてきた。 |
|
リィナの部屋。 |
この喜びよう。やはりZZのパイロットは、リィナの兄なのだな。 |
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心中語。 |
確かめに行こう。だから早くノーマルスーツを着なさい。 |
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マークU。ルー・ルカがあそこに。 |
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ノーマルスーツを着、宇宙空間へ。 |
わたしはそれほど甘くない。 |
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エンドラとアーガマはまだ発見できないのか。 |
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なんだ?コロニー?そうか。そこを捜索する。 |
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何ぃ?バウを出せ。すぐに出る。 |
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なるほど。さすが新式。軽いな。しかし、エンドラが爆撃を受けたというのならば、ルー・ルカをおびき寄せるためのリィナ、大丈夫なのか。 |
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ブリッジ、人質のリィナは。どこに監禁した? |
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データー室だと?よしっ。 |
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んっ。 |
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うっうう。やめろっ。リィナを殺したいのか。 |
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リィナを返してほしければ、ルー・ルカを代わりの人質によこせ。 |
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本音。 |
エンドラを沈めたのは計算外だったな。ここは素直に、ハマーン様に謝るべきだ。まだ奥の手を出すときではないからなっ。 |
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ミンドラ内。手には、ワイングラスに入ったぶどうジュース。だよね? |
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心中語。 |
なんだ。捕捉して臨検しろ。エゥーゴのものかも知れん。リィナ、この艦がアクシズに着くまでには、バイエルくらいマスターしておくんですよ。ファーストレディの身だしなみですからね。 |
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|
民間の機械屋だというが、ゴットン、お前が尋問しろ。 |
|
メッチャーさんとミリィさんと出会う。 |
そうだ。ムーンムーンでの不名誉を挽回する、チャンスじゃないのか? |
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|
何っ?バウはわたしのモビルスーツだぞっ。 |
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ゴットン。お前がそんな戦略しか思いつかんから、エンドラは沈んでしまったんだ。何でそれが分からん。 |
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愚か者がっ。絶対に手助けしないぞっ。 |
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|
ハマーン様は夏がお気に入りらしい。 |
|
アクシズに到着。ここから、龍の軍服姿。 |
確か以前もそうだったな。時には冬の厳しさもよいものだがな。 |
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|
お久しゅうございます。ハマーン様。 |
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ハマーンの宮殿。 |
いえ。エンドラを沈めてしまいました。お恥ずかしい限りです。 |
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|
恐れ入ります。港の方がだいぶにぎやかなようで。 |
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|
ハマーン様自ら地球に? |
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|
なるほど。直接地球に。 |
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なんでしょう。 |
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あぁっ。しかし、使いこなせる者が、居りますか。 |
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|
ハマーン様。それは口さがない連中の噂です。 |
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|
もちろんお供いたします。このグレミー、ハマーン様の御ためなら。 |
|
アクセントは「グ」。そして、流し目。 |
エルピー・プル!はしたない。ここは宮殿だぞ。 |
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|
プル! |
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|
とんでもない。あれは例外。悪いお手本だ。見なかったことにしてほしい。 |
|
|
どうだ?アクシズの街は美しいだろう。もっと時間があれば、ゆっくり案内するのだが。 |
|
リィナと車でショッピング。 |
洋服?あっ、そうか、しばらくアクシズを離れるのだ。洋服くらい買い込んでおくべきだな。おい、あの店の前で止めろ。 |
|
|
んん〜。これならルー・ルカに似合いそうだな。しかしわたしは、彼女のスリーサイズを知らない……。 |
|
アクシズの洋服屋。 |
|
ワンピースを買うのに、詳しいスリーサイズって必要? |
リィナ、何を。逃げようとしても。 |
|
アクシズの街を走る。 |
リィナ!どこだ!隠れても無駄です。出てきなさい。 |
|
|
降りろ。この車は軍が乗用する。 |
|
|
なんのっ。 |
|
|
あれはっ? |
|
|
どうした!あのモビルスーツ、誰が乗ってる? |
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|
男2人に女の子1人だな? |
|
|
リィナ、すぐに降りてこないと、きついおしおきをしますよ。 |
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|
こらっやめなさい。あっ。リィナっ。 |
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|
あぁっ。 |
|
|
ハマーン様の艦は出撃できたが、ZZが必ず近くにいるはずだ。草の根分けても探し出せ。 |
|
ミンドラ内。 |
ビーチャくん。モンドくん。ルー・ルカをどう思っているか聞きたい。どう思っているんだね。 |
|
|
なんだとっ。うう。 |
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|
その、ジュドーというのは何者なんだね? |
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|
な、何? |
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|
で、ルーとジュドーというのは、本当のところどうなんだ? |
|
|
やめんかっ。ルーさんは、ルーさんはそんなっ。 |
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|
あぁっ。何だ? |
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|
ほぉ。我が軍に寝返ろうというのか。アーガマの待遇はよほど悪いと見えるな。 |
|
|
名前を聞かせてもらおうか。 |
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|
了解した。ジュドーくん。 |
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|
あらゆる意味で、我が軍にとって危険分子である。 |
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|
自分の胸に聞けっ。 |
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|
|
女だったら誰にでもやさしいようだな、ジュドーくん。 |
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|
|
許さんっ。 |
|
|
ルー・ルカは本当にZガンダムのパイロットをしているんだな? |
|
|
確認しただけだ。気にするな。 |
|
|
だめですっ。キュベレイのサイコミュシステムがうまく作動しなかったのも、この少年のせいだ。ちゃんと調べるまでは近づくんじゃない。 |
|
|
なんと下品な。やはりパイロットに品性を求めてはいけないのか。ならば、ルー・ルカはパイロットをやっていてはいけない。いけないのだルー・ルカ! |
|
|
ジュドーめっ、ZZに戻って。 |
|
|
ん?正面にゴミ? |
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|
ZZのジュドー、妹を見捨てて1人で逃げるとは、見損なったぞ。 |
|
バウに乗る。 |
こら待てっ。待たんかジュドー・アーシタ。 |
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|
待て〜、ジュドー。 |
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|
待たんか、ジュドー。 |
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ふんっ。つかまえたぞジュドー・アーシタ。んん?ん?んん? |
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|
ジュドー、いつの間にそんなところにっ。 |
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寝言を言うなっ。ZZごと串刺しにしてくれるっ。 |
|
アニメの悪役キャラがいいそうな典型的な台詞。こんなものあるのね。 |
死ねっ! |
うわあ〜。 |
|
|
サンドラは何で打たん? |
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打てんのかっ。 |
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|
プルかっ。邪魔をするなっ。 |
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どうゆうつもりだっ。 |
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|
おい、まだ決着がっ。あぁっ? |
|
|
そうかな、このバウとて使いようがある。 |
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|
ふっ。ライフルなど使わなくても、このバウの機動性があれば、マークUなど敵ではないっ。 |
|
短い前髪をかきあげる仕草。 |
恐れるなっ。パイロットを捕らえろ。 |
|
|
何をやっていた? |
|
|
侵入者のモビルスーツは、始末しろっ。 |
|
|
サンドラは予定通り出港だ。わたしはプルとリィナを連れて戻る。 |
|
|
プルめっ。サイコミュをオーバーヒートさせたのかっ?だからジュドーに近づくなと言ったのに。 |
|
|
サンドラ、サンドラ、応答せよ。バウ、キュベレイ、今から帰還する。プル、大丈夫か? |
|
仕事と思いやり。 |
エルピー・プル、聞こえるか?エルピー・プル。 |
|
サンドラ内。 |
エルピー・プル。おまえの敵はガンダムだ。 |
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|
そうだ。ガンダムこそ、おまえの倒すべき敵だ。そしてガンダムのパイロットは、ジュドー・アーシタ。 |
|
|
違う。ジュドーは敵だ。 |
|
|
目を覚ませ。エルピー・プル。 |
|
|
戦える目途がつくのならば、ここで中止させてもかまわん。どうなのだ。 |
|
マガニー初登場。
グレミーの手はマガニーのいすに。 |
分かった。ここまでにしよう。 |
|
|
いや、ハマーン様のところへ連れて行く。すぐに意識を回復させろ。 |
|
|
おまえは医者だろう。それくらいの処置はできるはずだ。 |
|
|
地球はすぐそこだ。時間がない。 |
|
|
ぁっ!リィナ。 |
|
|
今度は、何のレッスンを抜け出してきたんですか? |
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|
地球に降りたら、君も社交界にデビューすることになるんだ。 |
|
|
貧血をおこしたらしい。さ、レッスンを。 |
|
|
これはハマーン様。このような場所にわざわざ。 |
|
サダラーン内。 |
はっ。 |
|
|
この子であります。キュベレイマークUの、パイロットです。 |
|
|
必ずや、ハマーン様のお力になりましょう。 |
|
|
どうして、そのようなことを? |
|
|
その隙に、わたしがアクシズの守りに回るというのなら、お考え過ぎです。アクシズは心配ですが、作り直せます。が、ハマーン様は、お一人です。 |
|
そういう言い方をするから突っ込まれるんだよ。 |
ご冗談を。 |
|
|
わたしがお側におります。 |
|
|
はっ。光栄です。 |
|
|
アーガマが動き出したか。 |
|
サンドラ内。 |
あっ。どこへ行く、エルピー・プル。 |
|
|
やれるのか? |
|
|
ジュドー・アーシタはおまえの何だ? |
|
|
答えろ!エルピー・プル。 |
|
|
よし。行け! |
|
|
こうも催眠療法がうまくいくとはな。あとはサイコミュとの連動が問題だが。 |
|
|
ズサ隊、全機発進。その後サンドラは180度ターンし、アーガマを迎え撃つ。 |
|
|
わたしもバウで出る。後の指揮は任せる。場合によっては、そのまま大気圏に突入してもかまわん。 |
|
|
さすがにハマーンはわたしのことを疑い始めたようだ。このあたりでわたしの実力を示しておかないと、今の自由は危なくなる。 |
|
バウで出る。 |
|
心中語。 |
いいか。敵のモビルスーツはわたしが食い止める。ズサ隊はアーガマ撃破だけを考えろ。 |
|
|
大丈夫なようだな。あとはどこまでやるかだが。 |
|
|
Zガンダム?プルはZZを追ってきたんじゃないのか? |
|
|
Zガンダム!パイロットはルー・ルカかっ? |
|
|
ジュドー・アーシタ。 |
|
|
何っ? |
|
|
逃がすな。追え!エルピー・プル。 |
|
|
何をしている?エルピー・プル。 |
|
|
エルピー・プル。引力に引っ張られるぞ。 |
|
|
落ちろっZ! |
|
|
しまった! |
|
|
プル! |
|
|
何だ? |
|
|
アーガマの援軍だと? |
|
|
エルピー・プル、運があったら生き延びろ! |
|
|
力を抜いて、リィナ。きみはこのネオ・ジオンの記念すべき夜に、社交界デビューするんだ。すばらしい思い出になるよう、祈っている。 |
|
ダカール迎賓館。
グレミーの手はリィナの肩に。 |
では行こう。そろそろ時間だ。 |
|
|
すぐに慣れる。笑顔だけは忘れないように。 |
|
|
リィナ、よく見ておけ。ここにいるのは地球連邦の大人たちだ。彼らはああして、強いものに身を寄せるしか、生きる術を持たない連中だ。 |
|
グレミーの手はリィナの肩に。 |
んっリィナ。 |
|
|
ここにいなさい。心配することはない。 |
|
|
ハマーン様、ミネバ様を。 |
|
初のミネバ発言。 |
はい。 |
|
|
今後も協力関係を維持できれば、あなたたちにとっても、有益なこととなりましょう。われわれが本気を出せば、木星のヘリウム採取船を、すべて捕捉することも、たやすいことです。 |
|
|
ん?部屋で休んでいなさい。おい。 |
|
|
ありがとう。その言葉、素直に喜びます。 |
|
ぶどうジュース。 |
あぁっ……何だ?肌にまとわりつく不快感は。んんっ。 |
|
|
ちょっと失礼します。 |
|
|
んっ。リィナめ、どこへ行ったんだ! |
|
緑の服に着替える。 |
本当にリィナは、少年と一緒に出ていったんだな? |
|
|
誰が命令するものかっ。 |
|
迎賓館から外へ。 |
(吸)あれかっ。 |
|
|
ううっ。ジュドーめ。ここまで苦労して教育したリィナを、むざむざ取り戻されてたまるかっ。 |
|
|
いつまでも好きにはさせんぞっ。 |
|
バウに乗る。 |
なにっ?ルー・ルカなのかっ? |
|
|
ガンダムチームがそろっているとはな。行くぞ、アマサ・ポーラ。 |
|
迎賓館から出たときは緑の服だったのに、バウで青い軍服に着替える。 |
これさえ落としてしまえば、ZZにはなれないはずだ。ううっ。うう。 |
|
|
オウギュスト。何をしていた! |
|
|
んんっ。させるかーっ。 |
|
|
そうはさせるかーっ。 |
|
|
オウギュスト。 |
|
|
おいっ。勝手じゃないか。 |
|
|
何だと? |
|
|
アマサ・ポーラ。 |
|
|
やめろ、ポーラ。 |
|
|
ポーラ、大丈夫かっ。あっ。 |
|
|
あっ。Zガンダム。ルーなのか。 |
|
|
わたしを落とす気か! |
|
|
わ、分かったよ、ルー。 |
|
|
ルーの思い通りにするがいい。君にやられるなら、本望だ。さぁ、ルー。 |
|
|
ふっ。甘いな。 |
|
無理しちゃって♪ |
ポーラのドムが。何だっ。ZZの動き。 |
|
|
何だ?戦いの気合が消えて……。それに……。んんっ? |
|
心中語。 |
エルピー・プル、生きていたのか。 |
|
バウから降りる。銃持参。 |
本当なのか?ジュドー。 |
|
|
ハマーン様に?何故放っておいた。 |
|
|
あぁっ。 |
|
|
何と言うことだ。敵を目の前にして逃げるとは。地球人のふぬけどもが。 |
|
|
エルピー・プル、来いっ。 |
|
|
プル……。 |
|
|
わたしは、今まで一体何をやってきたのだ。リィナを失い、プルまで造反する。血筋のおかげで、今の身分までのし上がってきたのではないはずだ。 |
|
バウで引き上げる。 |
はっ。 |
|
サダラーン内。 |
承知しております。 |
|
|
……子供ですから。 |
|
|
お言葉の意味が、分かりかねます。うっ。 |
|
|
真実を申したまでのこと。 |
|
|
っはっ。 |
|
|
はっ。 |
|
|
……はっ。 |
|
|
うん。 |
|
サンドラ内。 |
おまえはドライセン部隊を率いて、エルゴレアを撃て。わたしも後に続く。 |
|
|
ビーナスのなすがままに。さすれば彼女は、マルスを連れてくるだろう。 |
|
|
ギダンめ。わたしを監視しているつもりだろうが。 |
|
バウアタッカーで出る。 |
ここはわたしにまかせろ、オウギュスト。貴様は、エルゴレアのエゥーゴの基地をたたけ。 |
|
|
逃げてばかりでは、いつかは落とされるんだよ!! |
|
|
何のつもりだっ。 |
|
|
ええっ。 |
|
|
あっあれは、ルー・ルカ。 |
|
|
っ。ルー・ルカがあそこに。 |
|
|
あっ。 |
|
バウに変形。 |
うっ(吸)。 |
|
「撃てるもんなら撃ってみろ。」と言われ動けなくなるグレミー。 |
う、う。 |
やはり。ルー・ルカ。ルーさん。グレミー・トトですっ。 |
|
思わず名乗る。 |
|
聞こえてないよきっと。 |
うっ。あぁっ。 |
|
|
ルーさん。 |
|
バウから飛び出す。 |
うわ〜〜。 |
|
ルーと会えたものの、会話はできない。 |
うう。うう。わたしは、青春を、青春を捨てるといいながら、まだわたしは……。 |
|
|
でぁっ。 |
|
バウ炎上。 |
オーギュストめ……。うぉ〜〜〜〜〜〜。 |
|
サハラ砂漠。発狂。 |
コア・ファイター。もしや、あれにルーさんが? |
|
まだノーマルスーツ。 |
ハマーンごときに、ネオ・ジオンを名乗らせるなどと……。ううっ。 |
|
サハラ砂漠を歩いてみる。青の服に着替える。ノーマルスーツは背中のリュックの中。 |
ジオン・ズム・ダイクンの教えは、デギン・ザビによって実践され、宇宙世紀65年に、ジオン公国が誕生する。そして79年には、一年戦争が勃発して、デギン・ザビは死んだ。その遺志は。その、遺志は……。 |
ザ、ザクタンカーにザク。それに……。うぉ〜。あぁ。わたしを迎えに来た。っはははははは。っははは。あっ。 |
|
青の部隊と出会う。 |
こんなところに、本当に地下の街があるのか? |
|
ガルダーヤ。 |
ここが入り口か。 |
|
|
ここまでは言われた通りだな。それにしても、なぜわたしが、奴等の言いなりにならねばいけないのだ。 |
|
|
な、なぜそんなことを? |
|
|
青の部隊? |
|
|
あぁっ。 |
|
|
わ、分かったよ。 |
|
|
いや、ここで我慢をしなければ。わたしは宇宙へ戻らねばいけないのだぁ。あぁっいてぇ。 |
|
|
ふんっ。 |
|
|
あっ。あ、あれは、ルーじゃないのか。 |
|
ガルダーヤ地下。 |
んんっ。あの男め。ルーに何をする気だ。 |
|
|
この女ったらしが。 |
|
|
ええっ。ルーさん、それはないでしょう。こんなところで会ったのも、神のお導きでしょ。2人の運命なのですよっ。 |
|
|
ルーさん。 |
|
|
だぁ〜っ。(吸)やってくれたなっ。このっ。 |
|
|
なんて固い顔だっ。 |
|
|
さぁルー、わたしと一緒に来るんだ。 |
|
|
本当の気持ちを聞かせてほしいのです。ルー・ルカさん。 |
|
ガルダーヤ地上。 |
|
ルーと出会って約半年。やっと得た口説くチャンス!実は数えるほどしか会っていないけど……。これって、プロポーズだよねぇ。 |
わたしはネオ・ジオンぐらい支配できる男だ。わたしと一緒になれば……。 |
んん? |
青の部隊が戦っている?敵は誰だっ? |
えっ? |
ルー・ルカさん。……あっ。 |
あれは、Zガンダム。アーガマの連中め。ルーをスパイにさせて。 |
|
ガルダーヤ郊外。バイクに乗る。 |
あっ。しかし、青の部隊をやらせるわけにはいかんっ。 |
|
|
あああぁっ。モビルスーツであればっ。 |
|
ザクタンカー内。 |
これ以上しゃべるな、ディドー。傷に障るぞ。 |
|
ガルダーヤ郊外。夕方。 |
……承知した。 |
|
武士。 |
両手を動かせっ。微調整すればいい。 |
|
ガルダーヤ郊外。夜明け前。 |
まだ直したらんと言うのかっ。 |
|
|
スペアはあるのか? |
|
|
直接つなごう。焼き切れるかも知れないが。 |
|
|
ひざが曲がらんよりはましだ。こうしている間にも、いつガンダムチームが攻め込むか。 |
|
|
ガンダムはあなどれんぞ。エロ。ディドー・カルトハの最期を思い出せ。 |
|
|
このグレミー・トト、砂漠で命を助けられた恩は忘れん。ディドーの無念は、このわたしがはらしてみせる。 |
|
|
自由のためだけに、死ぬのか? |
|
|
自由など、宇宙へ行けばいくらでも手に入る。 |
|
|
宇宙では、嫌なのか? |
|
|
ふっ。わたしと同じように、こだわるな。 |
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エロに呆れられてる……。 |
わたしはザビ家再興にこだわる。うつけ者のたわごとと言われるが。人々は常に権力者による支配を望んでいるものだ。独裁者による支配であろうと、それが平和であるならば、それでいいというのが大衆だ。青の部隊だって、トワレグの名をこのサハラに広げられるぞ。 |
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死したるディドーを抱いた手に賭けて。 |
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街でガデブ・ヤシンを待つ。エロ・メロエは、ここでモビル・スーツを整備しておいてくれ。 |
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また会ったな。 |
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ガルダーヤ。ぶどうジュース好き。 |
改まるほどの用はない。 |
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座っていろ。 |
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わたしたちは仲間だよ。 |
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ふられたもの同士、一緒に杯を傾けるのも悪くないと思ってな。 |
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人を愛することは1つの名誉だ。侮辱することは許さんっ。 |
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八つ当たり。 |
自分のことを言っているのか?ジュネ・コク。 |
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偉大さとは、偉大であろうとする行為そのものだ。 |
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んん?ジュドー・アーシタ。それに、エルピー・プルも。 |
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ミンドラ。何故ここに。 |
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何をするつもりだオウギュスト・ギダン。この街には、エゥーゴもアーガマもおらんぞっ。 |
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止まれー。 |
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ミンドラと合流。 |
ミンドラのオウギュスト・ギダンに会わせろ。わたしはグレミー・トトだ。 |
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っ。よくもぬけぬけと。 |
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信じられん。オウギュスト・ギダン。 |
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分かった。ガデブ・ヤシンに会いたい。どこにいる。 |
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無理をするな。まるで幽霊にでも会ったような目つきをして。 |
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ふんっ。顔に似合わぬ文学的なことを。 |
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真面目な顔をしておもしろいことを。 |
貴様がガデブ・ヤシンか? |
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ディドー・カルトハを知っているな? |
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ディドーは死んだよ。 |
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ガンダムにやられた。 |
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出てくるぞ。ガンダムチームが。 |
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ふっ。所詮小さなお山の大将か。ん? |
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オウギュスト、ドライセンを出せ。 |
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ネオ・ジオン軍、青の部隊仕様。 |
どうせ狙うのなら、大物の大将になることだな。 |
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エロ・メロエ、グレミー・トトだ。 |
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ドライセンで出る。 |
仲間の戦術論の違いは、後で協議しろ。今はガンダムだ。ガデブ・ヤシン。聞こえるか。今はディドーの仇をはらせ。わたしは、彼の志を果たしたい! |
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エロ!! |
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エロに命を救われる。 |
これまでか……。許せ、ディドー・カルトハ。いつの日か、必ず無念をはらしてやる。 |
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ルーにドライセンの腕をやられる。 |
どういうことだ、オウギュスト。 |
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サンドラ内。 |
ガンダムチームを捕捉したのなら、追撃撃破するのが常道のはずだ。 |
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オウギュスト、何を言いたい? |
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……貴様、見たのか、あれを。わたしの留守の間に。 |
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……来い。 |
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……が、これを見たからには終生わたしに従ってもらう。 |
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わたしが今まで、ニュータイプ部隊を温存させていたのは、アーガマに代表されるエゥーゴや地球連邦が、真の敵と思えなかったからだ。 |
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そうだ。既に半年は冬眠させている。 |
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ニュータイプ部隊の尖兵。わたしが手塩にかけてきた戦士だ。 |
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ニュータイプに年齢は関係ない。 |
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ハマーンの命令で、わたしを監視するはずの貴様が、ハマーンを裏切れるのか? |
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ザビ家の血統を信じるか?オウギュスト。 |
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ハマーンは何故、わたしのような青二才を甘やかしていたのか、考えたことがあるか? |
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薄暗い部屋での会話。オウギュストオカルト化。 |
どうする?ありのままをハマーンに報告し、その後で、このプルツーに殺されるか? |
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なぜそう卑屈になる?命が惜しいのか? |
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ザビ家再興のため、命を貸してくれ。 |
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オウギュスト・ギダン。運はおまえに味方しなかったか。強さだけでは、人は生きてはゆけないのだ。わたしは強さだけで、ハマーンを倒そうとも思っておらん。 |
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心中語。 |
キリマンジャロに連絡をとる。後続のモビルスーツを搬入させるのだ。レーダー通信、使えるか? |
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いやいや。大切なものを運んでくれたお礼だ。好きにやれ。 |
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ダブリン上空。 |
よし。行け!アリアス。 |
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つまり、アリアスは相手がニュータイプだから敗れたと言いたいのか? |
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ダナの言うとおりだ。戦う前におまえがつぶれてしまう。サイコガンダムは過酷なマシーンだ。 |
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貴重な戦力を実験台のような形で使うわけにはいかない。それに、あれのパイロットは決まっている。 |
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アリアス、自分の置かれている立場で実績を示せ。そうすれば道は開ける。 |
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なんだと?特攻をかける気か?右回頭っ! |
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グレミーの両手はオペレーターのいすに。 |
う、撃ち落せっ。 |
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何?モビルスーツ隊は何をしているっ? |
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このままダブリン上空を突っ切る。いっきにアーガマをたたく。攻撃用意! |
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どうしたっ? |
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何? |
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アーガマを目の前にしているというのに……。ZZめっ。 |
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撤退しろっ。 |
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コロニー落としを成功させた今、マシュマー・セロはさぞ鼻が高いだろうな。それにひきかえこのグレミー・トト、ラカンにも劣る。しかし、このチャンスにアーガマを沈め、ZZを撃破できれば、名誉挽回はなる。 |
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口に出してます。 |
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プルツーの部屋に向かう。 |
運命の女神は、このグレミーに必ずほほえんでくれる。目覚めよ。プルツー、目覚めるのだ。 |
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周囲から「レ」にアクセントをつけて呼ばれるようになってだいぶ経つころ、ご本人も「レ」におくようになる。 |
プルツー、プルツー。 |
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うっんん。 |
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プルツーににらまれて後ずさり。 |
そう、ここは地球だ。 |
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全てが整理されたのなら、おまえなど必要とはしない、プルツー。 |
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しかし、状況は悪くない。むしろ有利というべきだろうな。 |
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戦いには機というものがある。たとえ戦況が味方に有利だとはいえ、その機を逃せば、戦況は逆転する。 |
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プルツー。 |
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プルツー。 |
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サンドラはこのままキリマンジャロへ向かい、ハマーン様と合流する。 |
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頼むぞ、プルツー。 |
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ラカン・ダカラン。ハマーンはサイド3の内乱やら、ネェルアーガマの動向に悩まされている。 |
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サンドラで宇宙へ。キャプテンシート。 |
キュベレイの遠隔操作ができるようになったからといって、無理するな、プルツー。 |
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ほぉ?……ふふ。プルツーがあの調子なら、アクシズをこの手に掴む時も近いということか。 |
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心中語。 |
アーガマとて、われわれがコア3に攻め込むことを、悪くは思ってないはずだ。われわれとキャラの戦闘を、見るつもりだろう。 |
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グワンバン内。 |
いいのか?プルツー。 |
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ただならぬ関係。 |
デッキのクィン・マンサは見たか? |
ふっ。あれはおまえにしか使いこなせないのは、分かっているくせに。 |
あぁ。ハマーンを葬る準備は整った。アクシズの制圧も終わり、あとはキャラの艦隊を撃ち破り、ハマーンに宣戦布告をする! |
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アーガマもわれわれに楯突く気かっ。キャラ・スーンの艦隊はラカンに任せいっ。我が艦は、ネェルアーガマの空域を掃討しつつ、コア3に接触する。 |
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あっはっはっはっは。当たれ。当たれ。アーガマごとき艦は、沈めっ! |
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すっかり悪キャラ。充実感。 |
味方を欺くには、味方と同じ顔色をせねばならん。まして一度挙げた手だ。あっ……。ふっ。血の汚れというなら、その言葉甘んじて受けよう。だが、今度会ったときはその首をきれいにはねて、ジオンの血の王国を、わたしの手で再建する。失せろ、ハマーン! |
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アクシズ。 |
だろうな。漁夫の利をかすめようというのだろうが。 |
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そうだな。そのままで聞け。ジオンの兵士たちよ。もはや忍従の時は去った。諸悪の根源は、ミネバさまをいただき、欺瞞あふれるジオンを受け継ごうとした、ハマーン・カーンにある。真なるジオンをこの手に握るのは、ハマーンの首を我が面前にささげる諸君らである。さすればこの宇宙圏の英雄として、末代までたたえられよう。 |
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おまえに喜んでもらうためではない。昨日までハマーンに忠誠を誓っていた者たちには、地球をくれてやるぐらいのことは覚悟はしないとな。 |
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何か用か。うん。うーん。うん。あぁ。分かったラカン。たしかにドーベン・ウルフは、我が軍だけのモビル・スーツだ。好きにするがいい。ふんっ。つまらんことを。見かけばかり気にする。もうじき死ぬかもしれんというのに。 |
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グワンバンの個室。ぶどうジュース。 |
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そういう自分ももうじき死ぬのに見かけばかり気になる。 |
プルツーは何をしている?ニュータイプ部隊を、もっと前面に押し出させろ。 |
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アクシズのオペレーションセンター。 |
モウサを切り離せっ。 |
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方位修正。モウサを、ハマーン軍にぶつけてやれ。 |
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ハマーン・カーン。世界を治めようなどという野心は、身を滅ぼす元だよ。 |
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分かっている。 |
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アクシズの速度を上げろ。 |
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アクシズを、コア3に接触させる。 |
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ハマーン、今度はモウサのように、簡単にはよけさせはせんぞ。 |
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我が方のモビルスーツ部隊はっ、何をしているっ? |
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どうした? |
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何だと?うはっ。 |
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プルツー。どうした? |
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クィン・マンサのサイコミュは、完璧ではなかったのか? |
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「ミュ」は長めに発音。 |
ならば、なぜ? |
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ううんっ。 |
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クィン・マンサへ。 |
プルツー。なぜ戻ってきた? |
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プルが?しっかりしろっ。プルはとっくの昔に消えたんだ。ガンダムに惑わされているだけだ。やつらを倒せば、そうすれば、……。 |
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プルツーの目線までかがむ。 |
治るっ。そのためにはおまえの力、このグレミーがもらう。 |
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クィン・マンサのコクピット。 |
おまえとわたしの力で、ガンダムを宇宙の暗闇に落としてくれるっ。 |
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んんっ。 |
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Zガンダム。ルー・ルカ。わたしはっ。 |
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さぁ、おまえを縛ろうとする敵を倒せっ。プルツー。 |
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見ろっ。わたしたちの行く手をはばむものなど、何もないっ。 |
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プルツー。あのガンダムをやれば、気分もよくなる。 |
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そうだ。 |
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何っ? |
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そうだ。やつこそ倒さねばならん敵だ。 |
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手はプルツーの肩に。 |
う゛っ。 |
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プルツー戻れ。やつは敵だぞ。プルツー。 |
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わたしには戦わねばならぬ大義がある。おまえこそ正義など見えないのに、なぜ戦う? |
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クィン・マンサのコクピットから出る。 |
おまえはただの兵士だから戦っているのだ。おまえがガンダムに乗っているのは、状況にすぎん。しかし、わたしは違う。自ら過酷な生き方を選び、後悔はしていない。おまえには内から湧き上がる衝動はあるまい。そんなくずは、わたしの前から去れっ。 |
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みんなの意志だと? |
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プルツーに、腰に手をまわされる。 |
や、やつがいる限り、痛みは止まらんのだぞっ。 |
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何を言っている。おまえは、わたしの一部だ。惑わされるな。来るんだっ。プルツー。 |
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クィン・マンサのコクピット。 |
プルツー。戦えっ。 |
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いつまで敵に惑わされるっ。 |
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うわぁ。 |
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そうだ。それでいいんだ。ジュドーを殺せっ。 |
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……(吸)っ!ZZは不死身かっ。 |
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行くなっ。 |
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うるさいぃっ。 |
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戻れっ。 |
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クィン・マンサのコクピットから出る。 |
うっ。 |
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き、君か、ルー・ルカ。君にやられる……。 |
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会話にはなっていませんが、ルーにだけは聞こえたでしょう。 |
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