過去の 46話〜55

46話「獣郎丸と影郎丸」2001.10.15.
 鋼牙疾風よろしく近寄れば、弥勒さまの袈裟、翻る。そのさま、いとのどかなり。
 なんだか、「連れの知り合い」みたいな関係の弥勒と鋼牙。って、それ以上でもそれ以下でもないのでしたっけ。
 客をもてなす犬夜叉のさまを、見ているしかしない皆。その際、いつもはボケの弥勒さま、突っ込みを試みる。
「そりゃ、いきなり軽くはならんでしょー。」
どちらかというと、ボケ向きかも。
 行ってしまう鋼牙を見てる弥勒の表情が、良すぎ。
 凹む犬夜叉に、気付かぬかごめ。コドモな彼らに冷静なオトナたち、というのが今回のコンセプトらしく。
「かごめさまの言ったことを気にしているんですっ。」
 鋼牙に遅れ、奈落の臭いに気付いて走る。先を走る犬夜叉に追いつけないから言ってみる。
「単独行動は慎め! ったく、まだろくに鉄砕牙も使えないくせにっ、おまえはっ。」
 奈落、新たな分身と共に登場。轡を解かれた分身は、真っ先に奈落の首をおとす。
「どうせ、傀儡だろうが。味方のはずの奈落の首を、打ち落とすとは。」
そこんとこ冷静。
 切り落としたと思ったハズの腕がついていたり、急に地面から奇妙なモノが飛び出してきたり。実際に対峙しているのは犬夜叉だけど、観てる側も忙しいやら驚かされるやらといった様子。
 小さい方のボスとひととおり語らった後で弥勒さまも参戦。
「風穴っ! うわっ。あ゛っ(痛)。」
……撃沈。秒殺かいと思ったら、珊瑚ちゃんのボディーに寄って女性を助けたりなんかも。諦めず風穴
OPEN2発目。明後日の方向を吸ってたらしくってキョロキョロしてるうちに弥勒の旦那がバケモンに覆い被さられとるー。重たい鉄砕牙で助けに来てくれた恩人に心配されるが。
──弥勒、無事か?(犬夜叉)
「はーぁはーぁ。おまえの刀のほうが恐かったぁ(怯)。」
   ↑こんなあなたがスキなのよ!!的行動☆ タメ口加減がたまらんっ☆ はるっちのツボ。
「あの影郎丸というやつ、動きが速すぎて我々では追いつけん。」
 どっかのコドモたちとは違って、自分の持てる力と現在の状況をきちんと把握。真の賢者です。ここからはご隠居。
 鋼牙の足がやられるところを見たって、犬夜叉が倒れたままだって、
「いかんっ!」
とは言うものの表情はけっこう落ち着いてる。弥勒さまって、「いかん」て言葉使う人だったっけ?
 犬夜叉が軽々と鉄砕牙を振るってることに気付く珊瑚。賢者の言うコトにゃ。
「あの男は単純ですから、頭に血がのぼって、重さを忘れてるんです。」
   ↑珊瑚に言ってるわけだからこんな言い方。それがこの場合おもしろい。
勝手に解釈された本人は黙ってなかった。
「聞こえましたかっ。」
   ↑一応、本人には聞こえてないつもりだったらしい。うしろめたいので丁寧語で謹んで。
突然刀の重さを感じてる犬夜叉。
「やはりさっきは、かごめさまを守りたい一心で。」
   ↑自信を持つ。
 どこから襲ってくるか分からん厄介な土の中の影郎丸を、追い出す策を思いついた珊瑚に錫杖を貸す。まんまと成功して
「やったぁ」と喜ぶ。など、映るときは珊瑚とツーショット。
 獣郎丸と影郎丸が片付いて、片付かないのは鋼牙と犬夜叉の方。かごめは鋼牙に丁寧に礼を言う。
「あれでー、鋼牙が引き下がるとは思えんが。」
 すごい表情。予想と反して彼はあっさりと帰る。その際弥勒さままたすごい表情。
 はぶてる犬夜叉と怒るかごめ。かごめが実家に帰ることで一件が落着っていうのもどうかと思うけど。そこんとこは止めない。
「んー。話がまとまったところで、行きますかっ。」
──法師さまの傷の手当ても、ちゃんとしたいしー。(珊瑚)
 コドモを置いて、冷ややかな目線でオトナは先を行く。助けた珊瑚に手を添えてもらいながら。

 
■おもったり。
・影郎丸が鋼牙に蹴られて地面に打ち付けられるシーンが、妙におもしろい。
・しゃべる影郎丸がおもろすぎるらしい。あの態勢でロン毛だから、後ろ髪は常に前に垂れとるし。
・力いっぱい刀を振り下ろしてる犬っコロと、精一杯よけてる鋼牙のさまが、おもろい。それにしても鋼牙、美声ねぇ。って、昨日柏倉さんご本人の美声を聞いたばかりなのに。
・「らんま」時代から、ほぼ発売日当日に手に入れている単行本、原作
17巻のオビには、「アニメ化決定」の文字が。アニメがどんどんと差し迫って参りましたなー。これからが楽しみですなー。


47話「奈落に残る鬼蜘蛛の心」2001.10.22.
 今回は、お殿のコイゴコロメインのお話なのです。弥勒さまのお仕事が少なくっても、当然とも言うべき(と、だいぶお殿びいき)。
 「あたいのことがまだ好きなんだろ?」と女に言われてひねくれる、なんてかわいいやつよのぉ。いっそ、そんな面倒くさくて愚かな感情などなくてもいいって思う経験は、あるタイプの人種が通る道なのかどうなのか(←身に覚えのある筆者は奈落と同類か)。「あんな女、いつでも殺せるのに」とまで言っておきながら、直接攻撃はイキナリしかけず、死魂撲滅キャンペーンから行動開始ですやん。さすが、情事妖怪。
 城を覆う紫がかった雲。おもむろにお殿のテーマ。それにしてもお殿、インドア派やのぉ。
 
っと……。
 かごめが出て行く頃、弥勒さまたちの手当ては適当に終わってます。
 そして、犬夜叉の手当ても全部終了したころ、粥に呼ばれます。
──法師さま、傷の具合はどう? まだ痛む?(珊瑚)
「随分と楽になりました。これも珊瑚たちの手当てのおかげですなー。」
 獣郎丸にがぶりといかれた腕の傷の具合も随分とよくなったらしくって。それは、楓ばあさんのおかげというよりかは珊瑚のおかげだと彼はのたまう。「楓さまたち」のおかげでないのは、きっと現場で、珊瑚から妖怪退治屋の手練ならではの応急処置がほどこされたのでしょう。もしくは、純度の濃いえこひいき。
「しかし、奈落の分身にはいろんなやつがいる。」
 上の言葉と続けざまに言う↑コレ、旦那、それって逆接の接続詞である必要って、ないと思われますがっ。「ところで」とか「それはそうとして」なんていう話題の急転換に適した接続詞は、お使いにならないので?
──それって、獣郎丸と影郎丸のこと?(珊瑚)
「ええ。4匹目の分身、弟の獣郎丸。ただ戦うだけの意しか持たず、奈落の命令にも従わない。たとえ傀儡とはいえ、味方である奈落の首を、ためらいもなく打ち落としてしまう。奈落ですら、もてあましているように見えました。」
   ↑「ええ」なんて応答は、弥勒さまの魅力。
 先週から、あのときの奈落が傀儡だったのがどうにも残念であるような物言いに聞こえますな。獣郎丸影郎丸の回想では、弥勒さまが珊瑚をかばうシーンはしっかりとリプレイ。他は犬夜叉鋼牙がそれぞれやられているシーンが採用。ただやられてるのではない弥勒さまには都合のよい編集。
 亡き獣郎丸と影郎丸について、奈落の分身についての分析を、言ってるのはいいんだけど、あたしゃ手に持つ碗が妙〜に気になるの。
で、犬夜叉。かごめさまを迎えに行く気はないのかっ?」
   ↑まーったり。だいたい、どう見たってあれは鋼牙の片思いでしょ。
 んん〜これまた見事な話題の急転換。帰ってしまったかごめを追わないくせにい〜らい〜らしてる困った犬夜叉に困る身内たちのさま。
「かごめさまも、よく我慢して犬夜叉に付き合ってますな〜ぁ。」
   ↑しみじーみ。
「だいたい、どう見たってあれは鋼牙の片思いでしょ。」
   ↑ナゼカ勝ち誇り。
 出て行った犬夜叉に、首を振る皆。やや弥勒さま的行動なにおいがするけども、皆でやるとまたおもろい。
 その後も旦那は、巨大魂虫を
2枚におろしてる犬夜叉のことなど知らずに粥をすすっておったのだと思われ……。あ、死魂の光には気付いてるっ。表まで出てきちゃって。その、いかにも療養中なお姿が妙にかわいらしいの。


48話「出会った場所に帰りたい!」2001.10.29.
 和服の男女が抱き合ってると、えづら袖だらけ。
 そんな場面を目撃した後のかごめが、未来的な薬品を次々と並べていくさまを、やや不思議そうに見やる。
「また、帰るんですか?」
 帰るというかごめを井戸端まで送る。その後井戸の縁に座る。何か思うことアリ、といった風情で。姿勢が、……イイ。
──ねぇ法師さま。かごめちゃん、元気なかったね。(珊瑚)
「はぁ。ま、見当が付かんでもないですがっ。」
   ↑返事の芯のなさ具合が、ケツからのあおりに劣らずイイ。
 昨夜、いかにも療養中の旦那といった風体で光るものを見ていたあの時が思い当たる。出て行ったまま帰ってこなかった犬夜叉。死魂の光。そして、あからさまに元気のないかごめさま。なかなか鋭いこの人のこれまでの人生経験とか女性遍歴って、具体的に知りたいよね。弱冠
17歳。あら、グレミーと同い年だわ!!
 そこへ犬夜叉の干物が御成り。またこちらもあからさまに具合が悪い。かごめがあちらへ帰っていったことをまず伝えて。
「犬夜叉。おまえ、桔梗さまと逢っていたな? その現場をかごめさまに見られた。違うか?」
──うん。見られた。(犬夜叉)
「あん? 犬夜叉。おまえ顔が仏様みたいになってるぞぉ? なんだーその、すっきりした、悟ったみたいなツラはー。」
   ↑いつになくくだけた話し言葉なのが豪華。
 自分も知りえぬ境地、か? この法師、俗世を捨ててないから。捨てる気ないし。
 楓宅に帰った犬夜叉に、事情を全て知った七宝大激怒。それを聞いてる涼しい表情がいいよね弥勒さま。そして弥勒は、かごめに会いに行けと犬夜叉に命令口調。拒まれた法師、足が出る。この人そーなんです(泣)。ホラ、
20話[手負いの犬夜叉が暴れまくるお話参照]でも、33話[目の前で奈落に桔梗を連れ去られ、幻影殺にひっかかるお話参照]でも……。
「勘違いしてんじゃねぇよてめーはー。かごめさまが国に持っていった四魂のかけら、取って来いつってんだぁ。おまえしか井戸を通れねんだろーがーっ。」
 スイッチオン。足が出た瞬間から不良モード。直前までの涼しい顔がまた……。上から見くだして踏みつけるなんて、なんと威圧的なっ!! 犬夜叉目線までかがむ。にらむ。犬夜叉が顔面動かしても眼球が追う。
 当事者以外の方々からブーイングがっ。
「まっ、仕方ないじゃありませんかー。犬夜叉は桔梗さまを選んだんです。かごめさまに帰って来いっていうほうが酷でしょう。」
   ↑といいながら、最前面にすっくと立ち上がる彼が、ちょっとおもろい。そこ、早送りで見てみてっ。それと、立ち上がるときに言う力んだ「まっ」だけ繰り返し聞いてみてーおもろいから(←ハイわたしやりました)。
 それからどれだけの時間が経ったのでありましょうか、皆は御神木まで移動しとります。今
1番辛いのはおまえではなくかごめさまではないのか、などと、なんともごもっともなことを。ううこのメンバーじゃさすが年の功だ。
「男なら、かごめさまのところへ行き、きっちり話してきれいに別れてきなさい。」
──おまえらなー、そんなにおれとかごめを別れさせてーのか。(犬夜叉)
「別れたくないのか。」
──別れたくないんだ。(珊瑚)
   ↑同時なのが味。
「ほんっと、往生際の悪い男ですねー。」
 どこへ行く弥勒よ。はちもやってこない、人見家の城も掻き消えない。奈落と桔梗が、まったく関わってこない。そのため若干歯切れが悪い。
 純情な思春期の少年をいじめてるとしか……。自分はどーよ? そーいや、珊瑚にもまだ手出ししてない。だいぶオトナですなー。
 それにしても、「男なら」発言。弥勒さまの良しとする男性像、それにご自分は近づけてるのかが、やや心配。昔の浜ちゃんみたいに、金ですっぱり女と別れるのも、
1つの手段かと(怒られるで)。
 
■余談を許して。
・そろそろ
BGMも新しいのが出始めてる。今日みたいなのは多分特別な存在だろうから、今日だけの特別BGMってのも、よくある話よね。
・かごめのパパって最初から当たり前にいない。これまでに、死んだことを臭わせるエピソードもない。初めて出てきたエピソードがコレですな。かごめは桔梗の生まれ変わりなのであって、かごめは桔梗の子孫ではないの? もしも、生まれ変わり=子孫だったりしたら、桔梗の子孫っていうのは、犬夜叉との間の、っていう可能性もこの先出てくるわけで、しかもそれが、かごめの父親側の家系だったりしたら、最終回あたりで、犬夜叉にそっくりなパパが海外出張から帰ってきたりしてー、とか、わたしに言ってきた人もいるんですわ。それってどーよ。
・平常心をかなり保てるのは日暮一家だと思ってたら、中でもママが猛者らしい。


49話「失われた琥珀の記憶」2001.11.05.
 戻ってきたかごめと合流して、八衛門狸に乗って、心配しなくても先週のうちにきちんと掻き消えていたらしい人見家の城を目指すんですが。はちの背も広うございまして、先端に座ってる弥勒さまと後ろに座ってるかごめでは、犬夜叉をはさんで結構距離があるらしく、だからこそ、あんな話もできるんでしょーなー。
 あの状況からどう決着を付けたのか、気になる珊瑚の問いに答えることのできる、戦国のみのもんた(?)、弥勒。なぜ旦那がこんなにも男女の情事に通じてるのか、毎度ながら気になるのである。
「まーおそらく、かごめさまが妥協したんでしょうなぁ〜。」
 思いつめていた犬夜叉を追い詰めてはまずいと思ったからでは? という弥勒の説で話は進む。
「少しはうしろめたいらしいな。」
 そんな犬夜叉のリアクションにちょっぴり安心、なのか? 傍から見れば、プレイボーイ顔は一見弥勒だが、実際、二股までもかけてるのは傍らの半妖なのである。堂々と二股してるわけじゃ、ないご様子だけど。
 
 かすかに奈落の瘴気の残る城跡に降り立つ。ここがニセのお城でないことは、珊瑚の父親の遺骨が地中よりでてきたことからも明らか。
 纏っていた袈裟の一枚を脱いで、珊瑚の父親たちの遺骨を、供養するにもっとふさわしい場所へ連れてゆくと、珊瑚の了解も得て。弥勒さまが選んだのは、城跡から少し離れた見晴らしの良い場所。おあつらえ向きの墓石まであったりして。まじな顔して、やるときはキチっとやるのも、弥勒の魅力の
1つ、なのか? はるっち的ツボはそこにないけど。
 
 たき火を囲んでの夜の団欒を打ち破る四魂のかけらの気配をおいかけて夜の森を走る。いや、走ってんのは雲母。弥勒さまはまた、錫杖を珊瑚の腰に通してしがみついてるの。弥勒が前に乗るわけにはいかんのかいなーこの不自然な感じはナニ? 最猛勝までやってきて、いかにも奈落がらみの沙汰でございます。
 琥珀と合流。琥珀は一芝居うってるに違いない、という犬夜叉に。
「そうは見えないですけどね。」
   ↑原作もこうなってるんだけど、なんかイレギュラーなにおいが感じられてスキ。
    弥勒さまなら、「そうは見えませんが」ってくると思ってたから。
──信じるのかよ。(犬夜叉)
「まーさか。」
   ↑薄情さ加減◎。いやこの場合はコレが正しいんだけど。
──なぁ〜。
23発殴れば本性現すんじゃねぇかぁ?(犬夜叉)
「そーゆー簡単な話じゃないでしょー。」
   ↑語尾揚がりできましたかっ。ツッコミでなく叱りになってます! かわいい〜★
 
 最猛勝と妖怪の大群を引き連れて、神楽の御出まし。弥勒さま、逃げながらも七宝を拾う!!
 今週はかごめに同行する琥珀のシーンがメインで。同時刻あちらで起こってることは、来週らしい。ちょっとズレてるけど、多分大丈夫。
 
 ほいで「犬夜叉のツボ」、琥珀を助けたおじいさんとおばあさんって!! もうちーとなんかあったー思うが(←広島弁)。こちら、犬夜叉並に追い詰められとりますなー(汗)。フ、来週はナニでくるか、更に楽しみですなー★ そろそろ最猛勝? たしか最猛勝はまだ日の目を見てないハズよ。


50話「あの顔が心から消えない」2001.11.12.
 さあて、先に1人で逃げ出した琥珀をかごめと珊瑚が追っていたころ、一方こちら側では……!的な感じでやっぱりいいのよね。
 逃げ出した琥珀・それを追うかごめに妖怪たちが追いつくと困るので、できるだけ神楽たちを自分たちにひきつけておく、ということに重きを置いて、御堂の前にお集まりになったあまたの妖怪と対峙。
「妖怪たちをひき付けておくためには、御堂の中に琥珀がいるように見せかけなければ。」
   ↑たいそう気張った表情ながらも、心中語はけっこう穏やか。ここら辺、タダモノではない。
「はあっ!!」
   ↑お札ばらばら〜っ。いきなりベタな法師やんっ。
    (「オフダ」と読むように。「オサツ」と読んだら意味が変わってくるからっ。)
    揚がり調子なのかっちょいいっすね。
 お札で動きが止まってる妖怪を同時に粉砕。何かこういうの見ると、アオレンジャーの「といといといといといといっ。……
6段蹴り。」を思い出さない? あれ、1番最初に蹴られたやつ、6人目が蹴られるまで倒れずに止まって待ってんのっ!!(思い出し笑い) そして、錫杖はあたかもゲルググのように振り回す(乗り物に例えてあげないで)。
 背後の御堂を守ることにしてた弥勒さま、あっさりと抜かれてまっせ。琥珀が御堂の中にはいないことがばれたけど、そんなに焦ってない神楽と妖怪ども。
「まさかっ! まどわされるな、犬夜叉。神楽も妖怪どもも、目的は琥珀だったはず。なのに、あいつら誰一人追いかけようとしません。もしかしたら、足止めをかけたつもりで、かけられたのはこっちのほうかもしれません。奈落の本当の目的が、琥珀じゃないとしたら。」
 狙われているかごめを犬夜叉に助けに行ってもらわねばならないので、キリがない妖怪たちを手短に片付けたい、とくりゃ。
「風穴〜っ!!」
 封印の解き方、魅せるねぇ〜。ありがたくコマ送りで拝見しました。……なんか、
BGMが若干ネアカだぞー。
「犬夜叉、おまえは珊瑚とかごめさまを追うのですっ。」
   ↑ハイ、珊瑚が先。本来一緒にいるはずの。
 犬夜叉を追おうとする神楽に、一発かます。
「動くな神楽。このまま振り向いて、きさまを吸ってもいいんだぞっ。」
   ↑「吸っても」(笑)
    これが思いっきりハッタリ。直後にまんまと逃がしてる。
 あんなにがんばったのに、置いてきぼりくらうなんて(悲)。

 
■余談
 こういう日は余談が余分に長かったり。
・よく、録画を失敗して悔やむことのあるわたくしがうれしくなってしまうほど詳しい先週の説明。だけど、さすがにゴールデンタイムの番組は録画忘れないのよ。よって、ありがたくなーいっ!!
・つい昨日ワンダースワンのラストシーンを見たばかりだけど(下を参照)、珊瑚琥珀の話となるとシリアスに盛り上がりますなーっ。
・耳に慣れない
BGMをけっこう聞いたあとの、耳になじんだお殿のテーマ曲って逆にイイね。
・シリアスな話の中、今回
1番おもろかったのが↓コレかしら。
  ──うりゃうりゃうりゃうりゃー。鉄砕牙っ。(犬夜叉)
 言い方おもろすぎ。
・ひそかに、当ててる。ほんとに最猛勝だったわ「犬夜叉のツボ」。

 
■さて、犬夜叉初のゲーム化、ワンダースワンカラー専用ソフト「犬夜叉 かごめの戦国日記」を始めてから昨日で10日を迎えました。発売日に購入した方々も同じはずですよねー。「犬夜叉」が狙う対象年齢ド真ん中の方々は、ガッコウにワンダースワンを持っていったらヘタすればやばいんじゃない? その点、オネーサンはお昼休みに何してようと平気。周囲の目なんて、気にしない気にしない(自己暗示)。
 このゲームに関する弥勒さまの魅力をまとめましたので、ご報告いたします。
ワンダースワンカラー専用ソフト「犬夜叉 かごめの戦国日記」における弥勒魅力記録



51話「心を喰われた犬夜叉」2001.11.19.
 ようやく触れてもらえた、弥勒さまの犠牲。今ごろやや深刻そうなBGMで、真面目な顔して床について……って、ひえぴたクールやん!!
「珊瑚、そんなに悲しい顔をするな……。琥珀のことも、希望はある。だから笑顔でいなさい。」

 迫真のお言葉も、弥勒のでこが気になって気になって。
 やや間があって……。珊瑚に反応が。触れてるんじゃなくて、さすっとるからね、動画だとリアルねー(悲)。珊瑚に殴られるのは初めてではないが、いずれもなぐられる現場はマルヒなのであった。手がかりとなるのは、当時の弥勒さまの音声と、事後の珊瑚のこぶし、弥勒のこぶの大きさ、ひえぴたクールが完全にはがれてしまっていること、などが挙げられよう。にしても、なんちゅー音声! 臨場感がたまりません。
 歩くついでのボランティア、なんかイイ雰囲気ですなー。犬夜叉が礼にもらった品を、
「ナニ、もらったんですぅ?」
とのぞき込んでるのなんて、何か微笑ましくって。でも、ヘビの脱け殻持って固まってる犬夜叉の表情がおもろすぎて、弥勒の陰は薄い……。
 先ほどの村の方角から、大人数の血のにおいと煙。急いで引き返す。
──行くぞ弥勒っ!!(犬夜叉)
「はいっ。」
 これ、妙にひっかかるが、他にどう返事したらしっくりくるのかも分からない。だけど、犬夜叉に返事するのに、ナニ「はい。」とか丁寧に言っちゃってんの?
 現場に着いて、野盗の中から出てきた大将というのがコレ、なぜかマイケル・ジャクソンばりの妖怪:蛾天丸。
 油断するなと言ってやったり、重い鉄砕牙を心配してやったり、犬夜叉のピンチを救ってやったり、犬夜叉をフォローフォロー。なのになのに、繭に巻き巻き、弥勒さま巻き込まれ巻き込まれ。
 弥勒さまよ、あんた結界張れたんだっけ!! すごーっ。
「まずいな。おれは結界を張るだけで精一杯。動きがとれん……。だが、この結界も、いつまでもつか……。」
 あっ……。いっぱいいっぱいらしいですなー(痛)。ココで出ました、こちら久々の、心中語「おれ」。
 そして、弥勒さまの胸の中で、犬夜叉が変化を始め……。この状態で強引に繭をぶち破られると、弥勒さまが毒まみれになりそーな気がぁ。

 
■良き余談日和。
 いいとこに出なすった、ちょっと話があるのよにいさま!! ワンダースワン犬夜叉にて明らかになった、殺生丸の兄貴のしっぽについて。
〔似ていない兄弟〕という会話の中に、こんな話題が!!
(弥勒さまのことじゃないし、こっちに書いちゃおう)
かごめ「えっあれ……肩に巻いてるの、しっぽなの?」
犬夜叉「……違うのか?」
かごめ「私に聞かれてもなあ……。」
犬夜叉「そーか……。じゃああれはなんなんだ……。えり巻きか? にしちゃ〜夏は暑いだろ……。」
 夏のことはどーでもいいんだが、たったしかに、しっぽじゃなきゃ、ありゃ何なんだ? と聞かれりゃ、何なんでしょ? ……。そっかーあれって、犬のしっぽなんだわー。
 いやいや、「少年サンデーグラフィック犬夜叉高橋留美子原画全集」の「アニメーション設定資料」には、肩のふさふさのところに「犬の毛でできているらしい……」と手書きで書かれているだけじゃーないの。
 どちらにしても、万年成人式!! おめでたいということで。


52話「止められない!妖怪の本性」2001.11.26.
 犬夜叉を胸に抱いて、結界張りに精を出し、犬夜叉を心配し励ますことの繰り返し。鉄砕牙を奪ってこちらに走ってくる、というナゼカ非常に事情に明るいじいさんの動きに思わずもれた、
「鉄砕牙っ。」
という声からも、いっぱいいっぱいなさまがうかがわれます。↑コレ、おかげさまで必要以上に色っぽく★
 崩れかけた結界の中で毒繭に多少触れてる弥勒さま。精一杯世話を焼いとります。そして胸に抱いた半妖が変化を遂げるっ!!
「(息)犬夜叉っ。これはっ。」
   ↑超高音。弱っ。
 そして顔だけ変化した半妖が毒繭を破って飛び出れば、一緒にいた弥勒さまは投げ出される。これがけっこうなていたらく(恨)。
 
 ……っと。ここらで一瞬記憶が飛んだ。でっかい、ガーがー、ふーさふさー。

 かごめさまの声すら届いていないと思われる犬夜叉に落胆し、突然の殺生丸来訪に驚き、兄弟対決に固唾を飲みまくり、かごめさまの声すら届かない犬夜叉に闘鬼神の説明、そして動かなくなった犬夜叉に近寄ったかごめを保護しに殺生丸近辺まで駆けつける。そしてそして、殺生丸と面と向かって問答。この勝負、
圧倒的ににいさまの勝ち、なのだが。
 
 犬夜叉は変化するたびに自分のことさえ分からなくなっているようだ、との見解を表明する夕焼けの弥勒さま、おのれは潔癖症かというくらい、
ごしごしごしごしごしごしごしごし。毒の繭なんかいらったら多分わたしもやるけど。
 
 今回、書く事なくて困るほど微弱なご出演の弥勒さまだが、その分やけにりりしい。最近いろんなところで見かける映画版の弥勒さまは、りりしいのとはちょっと違う。斯く言うわたくしのりりしい弥勒さま像というのは、原作単行本
21p.15最上コマ左端参照のこと。
 
□弥勒の大敵□
 殺生丸の留守中の邪見にされた邪見。邪見のコケは、ベタながらもアリやね。話してる間にいなくなるというベタなネタながらも笑いをとりにいける邪見にはなかなか見込みがある。カラの小さな和服妖怪の、ややタメてからのコケ、その体裁と音声、天晴ですー!!
邪見
「どこいくの?」
 て。かなりフツーやん。
邪見
「『あ・うん』て。」
 て。そこは言うとくべきやね。
 
 犬夜叉のところに出向いたにいさま。ひいたとこから見ても、いろどり鮮やかななー。
殺生丸
「地を這えぇー!」
 の言い方とポーズのバランスがちょっとおもろい。
 法師に問われ、自分の行動理由を逐一説明してやる。やりたいことがかなって、爽快っぽいにいさまの後姿。そして帰り着いたらすぐに、
殺生丸
「りん。おとなしくしていたか?」
 そうなーーんっ!! ご寵愛じゃーんっ★
 邪見は目で殺す。いやーん。
 
 結局、今回は一重に、にいさまが株を上げたお話だったということで。


53話「父の宿敵 竜骨精」2001.12.03.
 あんなことがあってから、行方の知れない犬夜叉捜索に、こいつら雲母を酷使、3.5人乗り。犬夜叉は鉄砕牙を軽くしたいと考えてるはずだからどこかで修行しているのでは? とスルドイご意見の彼、雲母のおけつに、またがってないの。座ってんの!! なんでそこら辺でいらぬワイルド感出そうとするかねぇ。直後、結局足下ろしてるし。前の2人に意見する際に、身をやや乗り出したからね……。
 刀々斎と合流。犬夜叉は竜骨精の谷へ行ったということを聞かされ、立ち止まる。
「しかしー刀々斎さま、そんな方法があるのなら、どうして早く教えてやらなかったので?」
 弥勒さま平和モード。「〜ので?」口調が、逆にあどけなく聞こえることも、あるのですなー。
 そんなタイミングで、比較的近いところからおどろおどろしい気配が漂ってきたものだから。
「この、すさまじい妖気はっ。」
   ↑本来なら無声化するはずの、語頭「す」に力が入っちゃって。
 犬夜叉がこんな相手と戦っているというのが分かってしまったので、かごめが行こうとする。弥勒さまも、のんびりしてはいられない。
 刀々斎をもしたがえて竜骨精のところに向かう道中、真面目な顔つきで年長者のお話を聞いてるというのに、飛来物を反射的に叩き落とす。いや、思ったより平和的なんで、安心したのよ。
「冥加さま、また犬夜叉をお見捨てに? ……っ! かごめさまっ!」
 冥加さまが逃げてきたということはっ!! って、これで悟るなんておれって賢いかも!的鋭いリアクションで。冥加さまは既に、危険な状況には寄り付かないものの風物詩となっているよう。そして、珊瑚を通り越して弥勒の元へ冥加さまが行ったことから、弥勒さまがこの連中で
1番強いのだということも、分かるという公式になっております。
 竜骨精を目にする旦那。来週は観戦モード。オチに期待。

 
■余談がすぎますか。
★たまにしか出ないお殿、だからこそ、きゃ〜かわいい〜★ って思ってまうー。
OPの衣装はともかく、白の着物はスキよ。いつも薄暗い屋内にいる、不健康な雰囲気がまた、根ババ半妖なのを忘れさせますなー。(※根ババ=関西地方で言われる「根性ババ色」の略式。関西地方でいう「ババ」=う○この意味。根性がう○こ色、根性が相当キタナイやつだという意味だって、人志から習ったんじゃなかったかなー。)
★傀儡を見て犬夜叉の言った「奈落!」が、【弥勒】のイントネーションなのがっ。わたしは当初、【奈落】は平板でくると思ってたのに。わし、
1年経ってよーやく【弥勒】の平板イントネーションに慣れたとこであるからしてー……。
★相変わらず、声音の大きな冥加。犬夜叉の至近距離で言ったことが、竜骨精に丸聞こえとは[参照は
25話かなー]。
★うろちょろする小さな犬夜叉に対して、「目障りな!」て、あんた目が
2種類あるっぽいからじゃない? 竜骨精。うろうろちょろちょろ、蚊トンボみたいに〜っ!!
 
■そういえば、注文したことを忘れた頃に届いた、
全員サービス少年サンデー特製CD「犬夜叉 聴くドラマCD〜死を呼ぶ温泉しりとり!〜」
の完全オリジナルドラマにおける弥勒さま。
 温泉といえば、のぞき!! 弥勒的公式ド真ん中ですなー。ご本人の入湯シーンなど、初登場イキナリ半裸の
16話以来ござらんというに、のぞきネタならいくつかある。
 お話序盤、
2:05ごろの、
──おれはのぞいてねぇって!(犬夜叉)
──じゃぁー誰がのぞいてたっていうのさー。(珊瑚)
──それはっ……。(犬夜叉)
「わぁ〜〜〜〜っと、さんごぉ〜〜♪ もうそれぐらいにしておきなさいっ。犬夜叉もこうして反省しているのですしー。」
がおもしろすぎて、メインのしりとりに、あまり興味がいかないっ!! 珊瑚の問いに答えようとした犬夜叉の言葉をさえぎるための、やや慌てた誤魔化し方が、最高におもしろく、すっかり落ち着きを取り戻した口調で、のぞきの罪を一切合切犬夜叉に着せる。巧妙な手口だ!!
「なんとぉ〜!! わたしたちに濡れ衣を着せるつもりですかぁ〜。」
でだめ押し。のぞきを企てたことがバレておらず、勝てば無罪になるしりとり勝負は、弥勒さまにはおいしい話であり。
「わかりました。やりましょう。」
   ↑犬夜叉の言葉をかき消すように言う、アクセントだらけの!!
 購入した甲斐、たっぷりございました★


54話「鉄砕牙の奥義 爆流破」2001.12.10.
 悲しいくらいに観戦モード。それにしても、雲母の2人乗りってのは、密着ですなー……。
 変化をした犬夜叉が、鉄砕牙を手にするまでに意外なほどにもたついたりしたので、弥勒さまに何だかおかしな仕事が増えまして。
 竜骨精の攻撃を鉄砕牙の鞘でしのいだりなんかするから。
──鉄砕牙の鞘? どういうこと?(珊瑚)
「さぁ……。」
   ↑って、フツーやなー。こんなん、イイ!! すごくイイわ!!
 犬夜叉があっさりと鉄砕牙を取らないものだから、犬夜叉に向けて発射された妖気の塊をちょびっと吸引して、進路を変えさせる。ってあの光の球は妖気なんか! 何か、幽遊白書の霊丸みたいなニュアンス?
「あの妖気の軌道をほんの少し変えるだけで、これほど体力を使うとは……。」
   ↑ってあなた、吸う対象物によって、吸引力自在なんか!
    能動的行動じゃないと思ってたのにー。
 鉄砕牙を手にした犬夜叉は軽々と操り、風の傷までも。観戦組も盛り上がります。ところが、やる気満々になった竜骨精が、今度は特大の妖気弾を製作中につき、
「でかい!」
と言い残し、犬夜叉から離れる。
 特大の妖気の塊に迎え撃つ犬夜叉。弥勒さまは雅やかにお袖を振り、閃光を遮りなさる。
 犬夜叉が見事爆流破を放って決着がつく。爆流破のちょっと小難しい説明が終わったころに口をはさんでくる。
「犬夜叉、とにかくこれで鉄砕牙を自在に操れるようになったんだな。」
   ↑「とにかく」で済ませるとは、いい心がけです。
    「だな」語尾のご発言、稀少かも。タメ口ですやん。
 いいこと尽くしでネアカになってる犬夜叉に圧倒され尽くし、唯一期待していた弥勒さまのツッコミが、ぼんやりとしてしまった……。って思ってたら、付録があったりして。
「まったくおまえというやつは、すぐに調子に乗ってはしゃぎだす……。」
   ↑当初、
「人さまと深く関わりあうのが苦手な性分でして。」なんて言ってた人だとは思えないほど、
    知り尽くしてる人に対する発言のよう★

 
■余談でごまかそ。
・【あ・うん】なんて名前のペットもいたが、【猛々】ていうのも、センスいいですなー。ここぞとばかりに鳴いてたもんね、
2発ほど。
・竜骨精をがっかりさせてしまった犬夜叉の表情もなかなかなものだが、やる気満々竜骨精の、
──言ったはずだ! わしの体は鋼より硬いと。
なんて倒置法は、聖闘士星矢キャラみたいで、ぞくぞくしちゃった★


55話「石の花と七宝の初恋」2001.12.17.
 四魂のかけらの、いかにもなさそーな村にさしかかり。
「まっ。とにかく適当にちらばって探しましょう。解散っ。」
 探す気のてんでない証拠。ミス玉発見器と一緒にいないと自分じゃ分かんねーんだから。明らかにココにはないと踏んで、遊びモードなんですね★ この遊び上手がっ。
 行動パターンをだいぶ把握してきた珊瑚に、形式的に突っ込まれる。
「あっ? 何ですか?」
   ↑偽善丸出しの。
──
1人になって女ひっかける気じゃないの? 法師さま。(珊瑚)
「あーっ、妖怪の気配がぁっ!!」
 直後の、珊瑚をにらみつけるアノ目がっ!! やばっ!!
 七宝の物語が進んでいる間に、日も暮れ、解散していた皆も集合し、今夜の宿を手配。
「一刻も早くお払いをせねば。これも法師の務め、礼には及びません、名主様。」
──いいえ、みなさまのお食事とお床、ご用意いたします。(名主)
 
言わせてます……。
 このヒト、嘘言っといて、それが当たってて驚くタイプ[はるっちの大好きな
17話を参照してほしいな]。
──いたんだ。妖怪。(珊瑚)
──本当だったのね。(かごめ)
──嘘じゃねぇのか。(犬夜叉)
「あのねぇ……。」
 フルコースをくらう。ここら辺のチームワーク、弥勒さま含めてステキでございます★
 そこへ、しばらく別行動だった七宝が、迷わずやってくる。完全に別行動だったのね……。
──七宝ちゃん。よくここが分かったわね。(かごめ)
──
このあたりで1番裕福そうな家でお祓いをしているとふんだんじゃ。(七宝)
 ……弥勒さま的行動で成り立っているお話なのですな。
 因みに。このシーンが、前述の、はるっちにとってのりりしい弥勒さま像【原作単行本
21p.15最上コマ左端】の現場。りりしくなーいっ!! あの顔、しててほしかった……。
 そして、勝ち取った豪華ディナー。そうね、旅って大変ね。名主様に相づちもうたねばねー。
 腹を満たした晩。勝ち取ったお床です。このシーン、一瞬でも見逃さずにきちんと見てればなんてこたーないシーンなのに、かごめがあそこに寝てて、珊瑚が隣に寝てて、犬夜叉が七宝のしっぽつかんできて、あれっ? 旦那はっ? って、まじで探してた。
 そしたら、なかなかすごいタイミングで、すごい
SEとともに、ついたての向こうから出てきたよずいずいーと。
「惚れたんでしょー? けっこうかわいい顔をしてましたからなー。」
 他人様の好いた惚れたの話、大好きなんですこの野郎はっ。七宝がこの後犬夜叉に殴られますが、その頃にはもうお布団入って静かになってます。言いたかったことは、全部言ったらしい。
 見直したらさー、
2回も、それも相当分かりやすく、弥勒さまの寝姿映ってんのよね。ついたて一枚隔てて弥勒さまがぁ〜、おとなしく寝てるなんて〜。この人、寝てるとすごーーい静かそう。んで、静かに寝てると安心してると、次の瞬間しっかり起きてそう。寝起きのまどろみとか寝ぼけとか、この人、全く無さそうな……。
 朝の身支度を終えた皆が、既に出かけた七宝を追い始める。サツキの小屋へ行ってみると大破してる。追え追え〜。
「無事でいなさいよー、2人ともっ。」
   ↑頼れる兄貴の風体ですなー★
「ん? これはー、昨夜名主様の家からお祓いした妖怪ですなー。」
 七宝のところに行ってみたなら、これは昨晩自分が祓った妖怪だと判明。ってその不良座り、やめ〜ぃっ。
 あの時弥勒さまが、テキトーに追い出したとかげ妖怪が、ちょっとした悪さをしちゃったわけですが、犬夜叉のひと殴りと弥勒さまの一突きで決着がつく。弥勒さまが昨夜、別にとどめまでささなかったのは、とるにたらないしょぼしょぼ妖怪だったからなわけで、旦那が手を抜いたってわけでも、ないんですよ。って、何でわたしがフォローしとるんだろう。

 
■年の瀬余談。
OPテーマアレンジのBGMなんてものまで登場してるー。珍しいね〜。サントラ2枚目、出るのかな〜★ 出るならもうちょっとなじんでからにして欲しいけど。映画版のサントラ、そういえば買ったんですが、見る前に聞くべきかどうか、検討中でして。
・やったぁ〜
2001年の犬夜叉はこれで終了!! お疲れ〜!! ふぅ〜冬休みだぁ!! って、プレステあるやん犬夜叉……。