おいしい紅茶は手間を惜しまず、時間を贅沢に使っていれるのがコツです。
まあ、このくらいは常識っす。なるべく憶えてくださいね。試験に出ますよ
(笑)
●ティーポットを使う
香り、味、色の三拍子揃った紅茶をいれるために、ポットは欠かせないアイテムです。ストレーナーに直接茶葉を入れてお湯を注ぐだけでもいれられないことはないけど、それだと茶葉を蒸らす時間がなく、茶葉本来のおいしさがひき出せません。また、ポットの形も四角や三角より丸型の方がジャンピングが起きやすく、紅茶のエキスがひき出せます。
●茶葉を正確に計る
せっかく高級な茶葉を使っても、紅茶が薄すぎたり濃すぎたりすると嫌です。茶葉はカップ一杯につきティースプーン一杯の割合で、きちんと分量
を量りましょう。大きい茶葉(ダージリンとか)は山盛りで、小さい茶葉(セイロンとか)なら中盛りで一杯とします。後は好みに応じて濃さを加減してください。
●くみたて、沸かしたてのお湯でいれる
紅茶をいれるお湯は、水道からくんだばかりの新鮮な水を、完全に沸騰させて使います。カルキ臭が気になる時はやかんのふたを取って沸かしたらOKです。お湯はぬ
るくても、沸かしすぎてもダメ。ぬるいと茶葉が浮いてしまい、逆に沸かしすぎると茶葉が沈んでしまって、どちらも紅茶のうまみを十分にひき出せません。お湯は1円玉
大の泡が出るまで沸騰させて、冷めないうちに素早くポットに注ぎましょう。(また、緑茶とか抽出温度が低いお茶はこの後少し冷ます必要があります。)
●しっかり蒸らす
お湯を注いだら、すぐポットにふたをして茶葉を蒸らし始めます。このわずかな数分の間に、ポットの中ではタンニンとカフェインが結びつき、まろやかでコクのある紅茶が作られるのです。蒸らし時間は茶葉の種類や大きさによって違いますので、砂時計や電家製品のタイマーなどを使って正確に計って
ください。
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